「ドナルド!シンゾー!」 トランプ大統領おっかけ取材記
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ニッポン放送報道部あいばゆうな記者が、来日したトランプ大統領をおっかけ取材した模様をレポートする。
5月27日月曜日。迎賓館でおこなわれたトランプ大統領と安倍総理大臣の日米首脳共同記者会見を取材しました。迎賓館の会場には予定時間よりも大幅に遅れてトランプ大統領と安倍総理が登場。トランプ大統領が明るい赤のネクタイ、安倍総理がえんじ色のネクタイで、安倍総理大臣の発言から会見が始まりました。
安倍総理は冒頭の発言の中で、前日にトランプ大統領が両国国技館で相撲を観戦したことに触れ、大いに盛り上がったことについて「ドナルド、ありがとう」と、横にいるトランプ大統領を見て、やわらかい表情で声をかけていました。他にも発言の中でトランプ大統領のファーストネーム「ドナルド」と3回ほど使い、親密さをアピールしていました。
それに対してトランプ大統領も真剣な表情で大きく頷きながら、時折横の安倍総理をじっと見てアイコンタクトを取ろうとしていて、二人で信頼関係を対外的にアピールしていこうという姿勢を感じました。
前日の両国国技館での大相撲観戦の取材でも、トランプ大統領と安倍総理を間近で見ることができました。トランプ大統領による「アメリカ大統領杯」の授与の際には、土俵に上るための白い木の階段がすみやかに設置され、トランプ大統領は黒のスリッパを履いて土俵へ上がっていきました。土俵の真ん中に置かれた「アメリカ大統領杯」にかけられていた白い布がはずされると、まず1度、大きな歓声が上がり、その後「アメリカ大統領杯」の授与にあたり、トランプ大統領が「朝乃山」と言うと、一際大きな歓声が上がって、会場は熱気に包まれました。大歓声をうけて、トランプ大統領も去り際に握手に応じていました。
土俵では安倍総理が終始にこにことしており、ドナルドとの個人的な信頼関係に自信をのぞかせているようでした。参院選後の日米の交渉の動きに注目が集まります。