米が中国を「為替操作国」に認定~リーマンショック級の影響も

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ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(8月6日放送)にジャーナリストの有本香が出演。中国の為替操作国認定について解説した。

アメリカが中国を「為替操作国」に認定

アメリカのムニューシン財務長官は5日、中国を自国通貨を安値に誘導している「為替操作国」に認定したことを発表した。

飯田)この「為替操作国」認定、どうお考えですか?

有本)これは大ニュースですね。とうとう、本当によく踏み切ったと思います。

飯田)トランプさんは、もともと大統領選挙のときから言っていました。

有本)でもやらないのではないかと思っていたけれど、いよいよということですね。きょう(6日)の市場は大変なことになりますね。

飯田)そうですね。これから伝わったところで、為替相場が7時前後から急激に円高へ振れておりまして、現在は足元1ドル105円61銭付近で取引されています。それから、これは参考の指標ということになるのですが、シカゴで取引されている円建ての日経平均先物が660円安の1万9930円で推移ということで、市場の見方としてきょうの日経は2万円を試す展開になるのではないかと。5日の終値は2万1000円台をキープしていました。その辺りがどうなるのかというところです。

有本)いよいよ来ましたね。本当にやるのですね。

米が中国を「為替操作国」に認定~リーマンショック級の影響も

今回の出来事は「リーマン・ショック級」?

飯田)これが政権の言っている「リーマン・ショック級」に当たるかどうか。

有本)その様相を呈すかもしれません。「リーマン・ショック級」ということをずっと言って来たわけですけれど、参議院選挙の投開票日に私たちがやっているネット番組へ、総理が出演されました。そのときに、「“リーマン・ショック級”とおっしゃっていたけれど、それがないからこのまま増税なのですか?」という問いかけに対して、総理は「“リーマン・ショック級”とは言って来ましたけれど、それだけにこだわらず」とおっしゃいました。だから、それなりに国際情勢を見ながら、何かが起きれば従来の言葉に縛られない形であらゆる手を打って行くのだという回答でしたから、これはかなり大きなインパクトのあることですよね。

飯田)世界経済がきょうもまた動きそうですね。

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