ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(8月8日放送)にジャーナリストの鈴木哲夫が出演。国民民主党と立憲民主党の会派合流について解説した。
国民民主党の玉木代表が立憲民主党との会派合流へ
国民民主党の玉木雄一郎代表が7日の記者会見で、立憲民主党との統一会派構想について、会派を組むならば会派名を含め、政策や理念のすり合わせが必要だと述べた。
飯田)名前なども含めて、協議の対象になるということをおっしゃっています。メールもいただいています。「参院後、モリカケを続けたことを反省している、生まれ変わった憲法の議論を前に進めるということを玉木さんは言っていたのになあ。どうなのでしょうか、何だか少しがっかりさせられます」。
鈴木)玉木さんが選挙の直後に言ったのは、逆に玉木さんのなかでは言い過ぎてしまった感じがあるのではないでしょうか。すぐ修正しましたよね。野党がとにかく1つにならなければいけないということを、いろいろな不満を抱えながらも玉木さんは我慢して、その姿勢をずっと続けて来ました。むしろ折れない立憲が悪いという感じになって来ましたよね。僕は一貫して言って来たのですが、枝野さんはスーパーリアリストです。あの人は自ら保守と言っていますが、彼も1つにならなければだめだということは、腹のなかでずっと思っていたはずです。そのタイミングがなかなかつかめなかったのが現実だと思うのです。
玉木氏も枝野氏も参議院選挙の結果から、進むには統一会派しかない
鈴木)今回、参議院選挙が終わって、枝野さんが統一会派を行いましょうと呼びかけた。これは裏返せば、今回の参議院選挙は立憲は決して勝利ではなかったということです。次の総選挙に向かって前に進まなくてはということで、彼が呼び掛けた。玉木さんにしてみれば、いままで我慢しながらやって来たものが、ようやく前に進み出したということでしょうね。ただ国民民主のなかでいろいろな考えがあって、立憲とはどうなのだとか、維新と統一会派を組もうという動きもあります。10日に国民民主党の両院議員総会があります。そこで最終的に立憲と統一会派を組むということを、党として正式に決定するようです。何人かは文句を言うでしょうが、僕が取材をしている感じでは、玉木さんは言っても言わなくても前に進むと腹を決めているようですね。いいか悪いかは別ですが、参議院選挙が厳しかったという認識を枝野氏も玉木氏も持っていて、ここは前に進むしかない。れいわ新選組あたりをどう呼び込むかは、次の接し方のポイントでしょう。
飯田)立憲の票がれいわに流れたというようなことも言われていますものね。
鈴木)やっと1歩進むのかなという。野党の総選挙に向けて注目ですね。
飯田浩司のOK! Cozy up!
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