大阪ではなぜアメのことを「アメちゃん」と呼ぶのか
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大阪で飴を『アメちゃん』と呼ぶワケ
この番組は大阪でも放送されていますが、大阪では飴のことを『アメちゃん』と呼ぶ方がいらっしゃいます。
大阪を始め、関西では食べ物に親しみを込めて『おうどん』や『お豆さん』、『おかいさん』という呼び方をする方が多いですが、そのなかでも大阪の方は『アメちゃん』と“ちゃん”付けで呼んでいます。
それだけ大阪の方は、飴に対して親しみを持っているそうです。
早くから飴作りが盛んだった
大阪は『天下の台所』
大阪は早くから飴作りが盛んだったと言われています。
その理由ですが、大阪は古くから“天下の台所”と呼ばれ、各地から飴の原料が集まりやすかったこと。
また、ポルトガルやスペインといった南蛮との貿易で、砂糖が手に入れやすかったことが大きく影響しているそうです。
大阪には飴の会社の本社がいくつもある
そうした経緯もあって、大阪には飴の会社の本社がいくつもあります。
例えば『ぷっちょ』などでおなじみの『UHA味覚糖(ユーハみかくとう)』、『のど黒飴』や『はちみつきんかんのど飴』などでおなじみの『ノーベル製菓』、『パインアメ』などでおなじみの『パイン』は、いずれも大阪市内に本社があります。
飴文化が大阪で根付いた理由
飴文化が大阪で根付いた理由ですが、飴は値段がお手頃で、その割には量が多く、さらに日持ちも良くて、いろいろな味が楽しめます。
そういった“お得感”が大阪で支持を得たのだそうです。
そして「アメちゃん、食べる?」と飴を勧めることで、コミュニケーションが取りやすいという意見があります。
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