観光地と銘菓の店へ運ぶ、岐阜の「鮎菓子タクシー」とは?
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ニッポン放送「週刊!なるほど!ニッポン」(8月11日放送)では、「岐阜市の銘菓『鮎菓子』の食べ比べは、タクシーにお任せ!?」というトピックスを紹介した。
岐阜県の銘菓の1つに「鮎菓子」がある。お店によっては「若鮎」「のぼり鮎」という言い方もあり、長良川の鮎をかたどったカステラ生地に、モチモチの求肥を包んでいる。岐阜市では昨年(2018年)、そんな「鮎菓子」を広く普及させるために、「鮎菓子タクシー」が登場した。岐阜市の観光名所とともに、おススメの鮎菓子店を案内してくれるという。
「鮎菓子タクシー」専属ドライバー、日本タクシーの東さおりさんに、立川晴の輔が話を伺った。
晴の輔:「鮎菓子タクシー」…もの凄いインパクトですね。そもそも「鮎菓子タクシー」とは、何台ぐらいあるのですか?
東:1台だけになります。
晴の輔:えっ!? 専属ドライバーさんは何名ぐらいいらっしゃるのですか?
東:私、1人です。
晴の輔:鮎菓子タクシーは、東さんが専属で乗られているのですね。タクシーの特徴は何ですか?
東:行灯がオレンジ色の『鮎』の形になっています。タクシー自体の色は濃紺で、女子にカワイイと大人気です。和モダンな感じです。黄色い鮎菓子のクッションも後部座席に乗せています。
晴の輔:タクシーでは、あまりクッションは見ませんよね。
東:『カワイイね』と言っていただけます。
晴の輔:鮎菓子タクシーに乗車すると、「鮎菓子店」を回っていただけるのですか?
東:普段は普通のタクシーなのですけれど、ご予約があると貸し切りで鮎菓子のお店、観光名所などを回らせていただきます。
晴の輔:鮎菓子の店舗を回る…そんなにお店があるのですか?
東:岐阜市内ですと、30店舗ほどございます。
晴の輔:そんなにあるのですか!
東:お店によって味や食感など、『鮎の顔』が全く違いますので。
晴の輔:顔が違うのですか?
東:顔もそうですし、何となくお腹がぽってりとしていたり、スマートだったりとさまざまですね。
晴の輔:おススメのお店はありますか?
東:どれもおススメなのですが、川原町にある明治41年創業の『玉井屋』さんという老舗の鮎菓子は、凛とした表情と品のある味が特徴です。最近では岐阜県が文化観光などで交流を深めている、リトアニア産のはちみつとクランベリーを鮎菓子のなかに入れたものもあります。
晴の輔:リトアニア産ですか!
東:また、岐阜駅の南口にある『香梅』さん。午前中に行きますと、店頭で焼いているので、焼き立ての鮎菓子をその場でいただくことができます。
晴の輔:鮎の塩焼きではなく、焼き立ての鮎菓子なのですね(笑)。
東:『緑水庵』さんという川原町にある和菓子屋さんは、イチゴ味や抹茶味、チョコ味といったバラエティに富んだ鮎菓子を楽しめます。なかでも私はチョコ味が好きです。
東:また、美殿町の甘泉堂総本店さんは、小指ぐらいの小さい鮎菓子を扱っています。小さくて可愛らしくて、お土産に持って行くと喜ばれると思います。
晴の輔:鮎というよりは、小魚のような。
東:そうですね。鮎菓子がミニチュアになった感じで、凄く可愛いですよ!
東:先日、大阪からいらっしゃった若い女の子3人組のお客様は、鮎菓子店を回って、岐阜大仏や、岐阜城にゆかりのある崇福寺に行きました。それから川原町に、鵜飼に使う船の造船所などの古い町並みがあるので、そこまでお連れして解散です。このように回らさせていただいております。
晴の輔:若い女の子たちの反応は?
東:『カシャカシャ』と、インスタに上げていただいたりとか。
晴の輔:鮎菓子タクシーもインスタ映えしますよね?
東:撮られたりするのかもしれないですね。
晴の輔:普通のタクシーより目立ちますからね。
晴の輔:鮎菓子タクシーのドライバーになるには、試験などがあったりするのですか?
東:試験というか、お店を回ってお菓子を1つ1つ食べてみたり、鮎菓子作り体験で実際に作ってみたり、日々岐阜市の観光について勉強したりしています。
晴の輔:鮎菓子のことは何でもあれ! ということですね。お勧めの観光スポットはありますか?
東:お堂のなかに入ると、びっくりするような岐阜大仏があります。あとは鵜飼ですね。
晴の輔:長良川の鵜飼は、世界的に有名ですからね。
東:はい。すごく風情があっていいですよ。
東:それから、鮎菓子タクシーに乗られた方だけにお渡ししている、『鮎菓子ステッカー』というものもあります。
晴の輔:鮎菓子ではなくて、ステッカー!
東:かわいい鮎菓子のシールなのですけれど、それを最後にお渡しして、鮎菓子タクシーも写真に撮ったり、乗られた方は凄く喜んでいらっしゃいます。
週刊なるほど!ニッポン
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