野党結集~「反安倍」だけで国民は動くのか

By -  公開:  更新:

ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(12月9日放送)にジャーナリストの須田慎一郎が出演。野党結集について解説した。

会談に臨む(中央左から)共産党・志位和夫委員長、立憲民主党・枝野幸男代表、国民民主党・玉木雄一郎代表ら野党各党の党首ら=2019年12月6日午後、国会内 写真提供:産経新聞社

立憲・枝野氏が野党結集を呼びかけ

立憲民主党の枝野代表は6日、国民民主党・社民党、野田佳彦前総理や岡田克也元副総理ら無所属議員に、事実上の合流を呼びかけた。折しも、国会は9日に会期末を迎える。

飯田)合わせれば、衆参で180人規模の野党になるということですが。

党首会談に臨む国民民主党・玉木雄一郎代表(左)と立憲民主党・枝野幸男代表=2019年8月5日午後、国会内 写真提供:産経新聞社

支持率はあっても金のない立憲民主党と金はあっても人気のない国民民主党

須田)支持率は野党のなかでそこそこある立憲民主党。しかし金はない。一方、旧民進党の蓄えをそのまま引き継いで、金はある国民民主党。約100億円近いお金があると言われています。しかし、人気はない。その両方の不足分を補うような形での野合になるのかなと思います。

飯田)旧民主党に戻る形ですものね。

須田)立憲民主党は、当初は純化路線で来たわけです。ところが、純化路線を続けて行っても展望がないということで、仕方なく方向変換した。それでは、言っていることが違うではないかという話にもなります。

飯田)しかも立憲民主党の枝野さんはこれまで、一緒になることはないのだと。もし個人個人で頭を下げて来るのであれば、それはいい、というような態度でいらっしゃいましたよね。

消費税減税研究会設立総会で握手を交わす呼びかけ人の、れいわ新選組・山本太郎代表(左)と馬淵澄夫元国土交通相=2019年10月30日午後、国会内 写真提供:産経新聞社

政策的な合意がない、選挙だけを意識した野党結集

須田)上から目線でね。立憲民主党の国民の支持が高かった時代はそうでしたが、支持が落ち着いたいま、これを言い出しても何の説得力もありません。そこをやる前に政策的な合意ができるのかどうか、ただの数合わせではなくて一体何を目指すのか、どういう政策を実現するのか。そういう打ち出しがなければ、有権者である国民も、どうこれを支援して行けばいいのか。ただ「反安倍」や「反桜を見る会」だけでは、将来の展望が見えて来ないと思います。

飯田)政策の詰めとなると、憲法に関してなど、いろいろと出て来てしまいますよね。

須田)選挙だけを意識してということなのでしょうけれども、立憲民主党も国民民主党もそうですが、候補者不足なのです。選挙資金不足ということもあるのでしょうけれども。そして衆議院選挙では小選挙区制、1人しか当選できないとなると、野党統一候補を立てなければ絶対に勝つことができない。だから一緒になってしまえということでしょう。この番組でもときどき取り上げている、馬淵さんの率いる一丸の会というのは、惜敗率の高い落選議員の集まりです。ここの候補者も丸ごと有力な候補者になりますから、持って来なければ選挙展望がつかないというところもあって、「一緒にやろうではないか」という流れになっているのです。

政治団体「れいわ新選組」の山本太郎代表(右)は、女性装の東大教授、安冨歩氏が参院選に出馬することを発表した=2019年6月27日 写真提供:産経新聞社

カリスマ性ではれいわ新選組の山本氏がダントツ

須田)それともう1つ、山本太郎さんのれいわ新選組に対する、危機感というよりも妬み嫉みが根強くあるのではないかと思います。「このまま行くとやつらに席巻されてしまうぞ」という、下衆な考えがあるのではないでしょうか。

飯田)山本太郎さん自身は、たとえ野党で潰し合うようなことがあっても、起爆剤になるからいいではないか、という強気な発言をされています。その辺も危機感として表れているのですかね。

須田)各党の陣立てを見ても、カリスマ性という点に置いては山本太郎さんがダントツではないでしょうか。そうすると、立憲民主党の枝野さん、国民民主党の玉木さんなど、みんな用済みになってしまう状況もなきにしも有らず。そういう流れのなかで、統一というのもどうかなと思いますけれどね。

飯田浩司のOK! Cozy up!
FM93AM1242ニッポン放送 月-金 6:00-8:00

番組情報

飯田浩司のOK! Cozy up!

FM93/AM1242ニッポン放送 月-金 6:00-8:00

番組HP

忙しい現代人の朝に最適な情報をお送りするニュース情報番組。多彩なコメンテーターと朝から熱いディスカッション!ニュースに対するあなたのご意見(リスナーズオピニオン)をお待ちしています。

Page top