ゴーン被告逃亡~金大中事件との関連性

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ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(1月8日放送)に数量政策学者の高橋洋一が出演。東京地裁がゴーン被告の妻・キャロル被告に逮捕状を取ったというニュースについて解説した。

2017年1月、米ラスベガスの家電見本市「CES」で、基調講演する日産自動車のカルロス・ゴーン社長(ロイター=共同) 写真提供:共同通信社

東京地裁、ゴーン被告の妻キャロル容疑者に逮捕状

東京地検特捜部は7日、レバノンに逃亡した日産自動車前会長カルロス・ゴーン被告の妻キャロル・ナハス容疑者について、2019年4月の東京地裁での証人尋問で虚偽の証言をしたとして、偽証容疑で逮捕状を取った。キャロル容疑者は現在、ゴーン被告と共にレバノンに滞在しているとみられる。

飯田)オマーン販売代理店をめぐるゴーン元会長の特別背任事件での、資金の流れに関する嘘の証言に対してだそうです。

高橋)国際指名手配をして、レバノン以外に行けなくするということです。ゴーンさんの話は映画になりそうですよね。

飯田)一時期、Netflix(ネットフリックス)が契約して、会見も独占でやるのではないかという話もありました。

金大中拉致事件 金大中が誘拐され騒然とするホテル内=1973年8月8日 写真提供:産経新聞社

一個人ではできないこと~国が介在しているか

高橋)日本としては主権侵害で赤っ恥ですね。昔、金大中さんが拉致されたときは韓国のKCIAという情報機関の仕業でしたが、似ています。どんなにお金があっても、一個人ではできないでしょう。もちろんレバノン政府は否定しますが。

飯田)フランスのパスポートは確かに持っているけれど、それでレバノンに入った形跡はないと、フランスの外務大臣が言っていました。

高橋)もしかしたらフランス政府も関係しているかもしれないですし、わからないです。

飯田)民間軍事会社の関与が言われています。

東京地方裁判所-Wikipediaより

なぜGPSを装着しなかったのか

高橋)それは間違いないでしょう。加えて、国と国の話ですから、国家が介在していないということはないです。金大中さんのときも「関係ない」と言っていましたが、後になるとボロボロ出て来ました。今回もそうかもしれません。でも、なぜGPSを装着していなかったのでしょうか? アメリカの場合、ファーウェイの副社長はGPSを着けられていました。同じものを使えばいいだけでしょう。GPSは本人の費用負担なので、ゴーンさんに費用を持ってもらって着ければいいのです。しかもゴーンさんの保釈条件として、GPSの装着を自ら出していたのですよね。それを東京地裁がやらなかった理由がわかりません。

飯田)民間の警備業者が監視していたのですが、それもプライバシー侵害でやめろと言われて、やめたその日に逃亡してしまいました。

高橋)情けないのが、通関に職員がいなかったということです。年末年始は休まず仕事をしなければなりませんね。

飯田)今回、いろいろな問題点が露呈しましたね。

高橋)これから東京オリンピックで、外国からプライベートジェット機でたくさん来られるでしょう。「プライベートジェットは大きい荷物だったら通関がない」と聞いたことはありました。金持ちだから悪いことはしないという前提になっていたのかもしれませんが、保安検査は航空会社の義務でしょう。アメリカは公務員が保安検査をやるのですよ。

飯田)日本もそういう仕組みを取り入れた方がいいかもしれませんね。

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