誰にも止められない、猛烈な悲喜劇の世界へようこそ

By -  公開:  更新:

【しゃベルシネマ by 八雲ふみね 第758回】

さぁ、開演のベルが鳴りました。支配人の八雲ふみねです。シネマアナリストの八雲ふみねが観ると誰かにしゃベりたくなるような映画たちをご紹介する「しゃベルシネマ」。

 

今回は、1月10日から全国公開された『パラサイト 半地下の家族』を掘り起こします。

ニッポン放送「しゃベルシネマ」

全世界が鳥肌熱狂! ポン・ジュノ監督が描く、超一級エンターテインメント!!

家族全員が失業中で、陽の光も、電波も弱い“半地下住宅”で貧しい生活を送るキム一家。大学受験を失敗し続けている長男のギウは、ある日、エリート大学生の友人から家庭教師の仕事を紹介される。

訪れた先は、IT企業を経営するパク社長一家が暮らす、高台の大豪邸。思わぬ高給の“就職先”を見つけたギウは、一家の心を巧みに掴み、今度は美術家庭教師として妹ギジョンを紹介。

徐々に“パラサイト”して行くキム一家だったが、彼らが辿り着く先には、誰にも想像し得ない衝撃の光景が待ち構えていた…。

ニッポン放送「しゃベルシネマ」

「第72回カンヌ国際映画祭」で、審査員満場一致で[最高賞]パルムドールに輝いた『パラサイト 半地下の家族』。

「第77回ゴールデングローブ賞」においては、<外国語映画賞>を受賞。さらに全米批評家協会の所属会員の投票によって選出される「第54回全米批評家協会賞」で、作品賞と脚本賞の2冠に輝いたことから、「第92回アカデミー賞」では国際長編映画賞の韓国代表に選出されただけでなく、本命候補のひとつとしても注目を集めています。

「いち早く観たい」という熱烈な映画ファンの声に応え、2019年末から東京・大阪では先行上映が行われていた本作。ついに、日本全国のスクリーンで公開となりました。

ニッポン放送「しゃベルシネマ」

メガホンを取ったのは、『殺人の追憶』『グエムル-漢江の怪物-』などで知られる若き巨匠ポン・ジュノ。『母なる証明』以来、10年ぶりの韓国映画となります。

本作について「道化師のいないコメディ」「悪役のいない悲劇」と語る、ポン・ジュノ監督。ジャンルにとわられない唯一無二の作風にさらに磨きをかけ、いま世界が直面している貧困問題や格差社会への痛烈な批判を内包した、超一級のエンターテインメントとして描き切りました。

ニッポン放送「しゃベルシネマ」

ストーリーのすべてが伏線。観終わった後にはそれらがすべてつながって、何とも形容しがたい切なさと不気味さが、あなたの心に“パラサイト”して離れないことでしょう。2020年、いま観るべき映画です。

ニッポン放送「しゃベルシネマ」

『パラサイト 半地下の家族』

2020年1月10日(金)からTOHO シネマズ日比谷ほか全国ロードショー
監督・脚本:ポン・ジュノ
撮影:ホン・ギョンピョ
音楽:チョン・ジェイル
出演:ソン・ガンホ、イ・ソンギュン、チョ・ヨジョン、チェ・ウシク、パク・ソダム、イ・ジョンウン、チャン・ヘジン、チョン・ジソ、チョン・ヒョンジュン、パク・ソジュン
(C)2019 CJ ENM CORPORATION, BARUNSON E&A ALL RIGHTS RESERVED
公式サイト http://www.parasite-mv.jp/

ニッポン放送「しゃベルシネマ」

八雲ふみね

映画コメンテーター・DJ・エッセイストとして、TV・ラジオ・雑誌など各種メディアで活躍中。
機転の利いた分かりやすいトークで、アーティスト、俳優、タレントまでジャンルを問わず相手の魅力を最大限に引き出す話術が好評で、絶大な信頼を得ている。
初日舞台挨拶・完成披露試写会・来日プレミア・トークショーなどの映画関連イベントの他にも、企業系イベントにて司会を務めることも多数。
トークと執筆の両方をこなせる映画コメンテーター・パーソナリティ。
八雲ふみね 公式サイト http://yakumox.com

Page top