集中審議~野党は「桜が散っても桜で行く」
公開: 更新:
ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(1月27日放送)にジャーナリストの須田慎一郎が出演。今年度の補正予算案が30日に成立する見通しとなり、31日に行われる集中審議において与野党で論戦が予想されるテーマについて解説した。
補正予算案~30日に成立の見通し
国会補正予算が30日に成立する運びとなっている。27日、28日の2日間に衆議院予算委員会、参議院の質疑を経て30日に成立ということになる。
飯田)コロナウイルスのこともそうですけれども、国会で取り上げなければいけないことがたくさんありますよね。
須田)安倍総理以下、全閣僚が出席して行われる予算委員会はテレビ中継も行われますから、ここが見せ場になります。先週、野党の大きな支援団体の新春会合に出ました。野党各党の主だった人も出席していましたが、ある立憲民主党の幹部があいさつに立ちまして、「桜が散っても桜をやる」と言っていました。いろいろと取材すると、IR疑惑については予算委員会で質問できるような材料がまだ手元にないから、桜でやるしかないということのようです。そうなると国会審議は相変わらずでしょう。国会で審議しなければいけないテーマはいろいろあるのですが、それだと世論受けせず、アピール力が弱いということで、桜で突っ走るのではないかと思います。
飯田)そういうノリにうんざりしている人も、一定数いるような気もしますが。メディアでの取り上げ方やウケというものを考えると、そこになるのでしょうか?
須田)世論調査で支持率が上がっていないということを、認識すべきですよね。
飯田)直近の世論調査、27日は日経とテレビ東京のものが出ていますが、内閣支持率は少し減った。ただ政党支持率を見ると、あまり変化がないということは、そういうことなのでしょうか。
須田)選挙がいつあってもおかしくないという状況で、野党としても合流しなかったわけではないですか。その辺を考えると、政権与党を追い詰める野党の姿を見せなければならないという、ある種の強迫観念があることはわかるけれども、さはさりながらということだと思います。
番組情報
忙しい現代人の朝に最適な情報をお送りするニュース情報番組。多彩なコメンテーターと朝から熱いディスカッション!ニュースに対するあなたのご意見(リスナーズオピニオン)をお待ちしています。