ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(7月29日放送)に小池百合子東京都知事が出演。新型コロナウイルスの感染が再び拡大するなか医療体制をどうするかなど、今後の対策についてインタビューに答えた。
感染者数を重症者から発表することになった理由
飯田)新型コロナウイルスの感染拡大が止まりませんが、今週になって重症者からの発表に変わったではないですか。これはなぜですか?
小池知事)これまでも申し上げていたのですが、報道される際に編集で切られてしまうのです。病床を確保し、医療体制を崩壊させないためにも、重症者は大きなメルクマールになります。重症者の数が27日に19名だったのが、1日変わっただけで2人増えています。警戒すべきはこの数字だろうということです。陽性者の数もさることながら、重症者をお知らせするべきではないかということで、編集される前に言ってしまおうということです。
新型コロナ専門病院の設置~東京版CDC
飯田)なるほど、いち早くと。医療崩壊を防ぐために、病床を確保して行く。そこで東京都医師会などからは、コロナの専門病院をつくったらどうかという意見が出ています。例えば、都立や公社の病院を専門病院にして、それ以外の患者さんは我々で引き受けるというようなことを訴えていらっしゃいます。どうご覧になりますか?
小池知事)それはもう準備しています。予算も確保して進めております。
飯田)いつごろかという目処は?
小池知事)いま準備をしていて、それも発表できるようにしたいと思っています。これは私も強く申し上げて来たのですが、コロナの専門と言いますか、部署に括りをつくって、「東京版CDC」と呼ぶ準備もしております。感染症について、改めて準備が横断的にオール都庁、それからオールジャパンと言った方がいいかも知れませんが、その体制が取れるような組織をつくろうということで、CDCは平時のときと有事のときで人数や関わる部署についても、機動的にやって行く準備をしております。
特措法の改正について
飯田)特措法の改正の議論がされています。都知事はどうお考えですか?
小池知事)感染症法から食品安全の法律など、ありとあらゆる既存の法律を適用するにもお願いベースになっています。そういうなかで、特措法の見直しなども、一刻も早くやっていただけるように全国知事会でもお願いしています。
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