小池都知事「医療防護服は現時点で何百万セットと用意をしています」
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ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(4月21日放送)に都知事の小池百合子が出演。東京都が行っている新型コロナウイルスへの対策について訊いた。
医療現場への医療資材の提供はあるのか
飯田)「コロナとの戦い 最前線!」は昨日(20日)に引き続き、この方にお話を伺います。東京都の小池百合子知事です。よろしくお願いします。昨日、マスクのお話がありました。東京都医師会の尾崎会長にお話を伺ったときに、医療資材であるマスクや防護服が逼迫(ひっぱく)していると言われていました。緊急事態宣言が出されていますが、ほとんどのことは要請しかできないと知事も指摘されていますけれども、一方で医療資材に関しては収用できると法律には書いてあります。知事はこういうこともお考えになっていますか?
小池)基本的に医療におけるマスク等の必要な防護材は都として、例えば防護服などは現時点でも何百万セットと用意をしています。あるところにはありますので、ご連絡いただければと思います。
飯田)外出自粛を毎日訴えられていて、かなり人は減ったと思いますが、一方で「8割減らす」というところまでは至っていないとも言われています。呼びかけの効果や実感、手応えはどれくらいありますか?
小池)お店の方は、ご協力いただいているところでは、かなりご協力いただいています。またいろいろな工夫をされています。生きて行かなくてはなりませんから、昼間にお惣菜を売ったり、テイクアウトをしたりと頑張っていただいています。最近はデリバリーをするお店も増えて来ましたが、「デリバリーなどやったことがない」というお店には、「どうやればいいのか」というサポートを今回、経済対策の第4弾で出させていただきました。
「モラル」でウイルスを封じ込めていただきたい
小池)台風で電車が止まったときに、計画運休をやりました。あのときも日本人の勤勉さというか、運行が再開されるまで長い間、列をつくってきっちり待っていて、“This Is Japan”だなと思いました。しかし、いまはその勤勉さ、勤労精神がかえって感染を促してしまっているということに、改めてみんなで気づいていただきたい。「規範、モラル」、これでウイルスを封じ込められたら、それはすごいことだなと思います。それだけに「自分はいいや」と思わず、自らで始めていただきたいと思います。
飯田)みんなが当事者。
小池)本当にそうです。
東京オリンピック、パラリンピックに向けて各競技団体の支援や手当はあるのか
新行市佳アナウンサー)いま、刻々と状況が変化しているなかではありますが、東京オリンピック、パラリンピックの1年延期が決まりました。新型コロナウイルスの感染拡大に伴って、プレ大会などが相次いで中止になり、各競技団体では資金面を気にされている方も多いと思います。いまは考えづらい状況だと思いますが、コロナウイルスが収束した場合に、各競技団体への支援や、今後考えられる手当てはあるのでしょうか?
小池)いま、オリンピック・パラリンピックの話を出すと「それどころではないでしょう」と言われるのですが、逆に言えば1年後に大きな希望がある、光があることは1つの目標にもなろうかと思います。それだけに、中途半端にだらだらと続けていないで、外出自粛や営業をお控えいただき、それも短い方がいいわけですから、そこはご協力いただきたい。みなさんどうぞ自分事としてご協力いただきたいと思います。
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