東京 新たに385人が感染……「緊急事態宣言などは論外だ」“数字”の正しい理解を辛坊治郎が説く

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東京都は8月15日、新たに新型コロナウイルスの感染者が385人報告されたと発表した。2日連続の300人超えとなった。

こうしたなか、キャスターの辛坊治郎氏は8月10日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演し、このような「数字」に対しての正しい理解の仕方を解説している。

3連休、都内人口2%減  東京都庁で定例記者会見する小池百合子知事=2020年8月14日午後 写真提供:共同通信社

冬に再燃したとき打つ手がなくなる

辛坊)毎日毎日、間違った報道で頭が洗脳されてしまっているような方々には申し訳ないのですが、緊急事態宣言を出せという声が出てきている。しかし、世論調査をすると、出せという声は半分だけなのです。

増山)半分ですか。

辛坊)常識的にいろいろな数字を冷静に紐解くと、私は緊急事態宣言などは論外だと考えます。そんなものは出すべき話ではまったくありません。というのは、私の最悪の読みが当たると、秋に一度収まっても冬になると再燃する可能性があります。そのときにこそ、緊急事態宣言を出さなければ本当に大量の命にかかわるという局面がないとは言えないと思います。そうした点を私はかなり心配しています。ところが、現在東京では4段階あるうちの最大警戒位置にしている。政府は4段階あるうちの2段階程度ということですが、最上級に張り付けてしまったときにこれからさらに最悪なことが起きてしまったらどうするのか。現在、この国では幸いなことに現実問題として重症者、死者はこの2か月間ほとんど伸びていません。若干重症者が増えているように感じている方も多いかもしれませんが、これはPCR検査をし、ウイルスに感染している人が相当出始めている状況のなかですから。

この国では1年間に130万人以上の方が亡くなります。ほかの理由で重症になっていたり、亡くなっている方がたまさかコロナに感染しているという数も出始めます。ですので、いま出ている重症者、死者の推移というのはコロナによって増えているのか。それともほかの病気や事情で重症になっていたり、亡くなっている方を偶然PCR検査であぶりだしているのかが判別できないくらいの数字にしかなっていません。

京都・ドライブスルー方式PCR検査デモ PCR検査に用いる綿棒状の検査器具=2020年4月27日午後、京都市中京区 写真提供:産経新聞社

陽性率はターゲットによって変わる

辛坊)やはり4月にPCR検査での陽性者数が増えていて、死者の方もかなりの数で増えていているときとは様子が全く異なります。ではなぜ違うのかに関していえば、根本的な理由ではないとは思うのですが、たとえば4月、5月というのはPCR検査は4日以上発熱しなければ受けられないということになっていました。そして、PCR検査の陽性率は3割を超えていました。それはそうだと思うのは、4日以上発熱をしていて明らかにコロナ症状が出ている人しか検査を受けられなければ、検査をすればほとんど陽性になるはずです。それでも3割ほどの陽性率でしたので、誰をターゲットにするのかによって陽性率というのは変わってきます。ですから、いろいろな指標に陽性率と出ていますが、実はそれでは物事の実質はわかりません。

番組情報

辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!

月~木曜日 15時30分~17時30分

番組HP

太平洋横断にチャレンジする、辛坊治郎の帰りを待ちながら、期間未定で日替わり助っ人パーソナリティがいま一番気になる話題を忖度なく語るニュース解説番組。
[パーソナリティ]月曜:立川志らく/火曜:週替わり/水曜:吉田尚記アナウンサー/木曜:飯田浩司アナウンサー
[アシスタント]増山さやかアナウンサー


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