韓国、首相が変わった日本に“譲歩”を期待 しかしスタンス変わらず
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キャスターの辛坊治郎氏が9月24日(木)、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。菅総理と大韓民国の文大統領との電話会談について言及した。
辛坊)『夕刊フジ』、文大統領と初の電話会談についての記事、気になります。きょう24日の見出し、『菅 韓国を見放す』ということです。
菅首相は20日にトランプ米大統領と初の電話会談を行ったのに続き、オーストラリアのモリソン首相とも電話会談した。22日にはドイツのメルケル首相、欧州連合(EU)のミシェル大統領、23日午後には国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長やジョンソン英首相と相次いで電話で会談した。
25日には、中国の習近平国家主席との電話会談に臨む予定で、その前に文氏と会談を行ったという流れだ。
~『夕刊フジ』2020年9月24日記事『菅首相、文大統領と初の電話会談 韓国側は経済関係改善狙うも…突き放す菅氏 元徴用工訴訟問題など「韓国に適切な対応を強く要求」』より
辛坊)この順序をものすごい綿密に計算していますよね。中国と韓国どちらが先かと言うとやはり韓国は自由と民主主義と共通する国です。またアメリカとは(日本、韓国それぞれが)同盟を結んでおり、そういう関係で中国と話をする前に韓国と話をするのがセオリーでしょう。
次の話がすごく面白いのです。
日韓首脳の「対話」をめぐっては、文大統領が16日、菅首相に「地理的・文化的に最も近い友人である日本政府と、向かい合って対話し疎通する準備がある」との内容の書簡を送った。
~『夕刊フジ』2020年9月24日記事『菅首相、文大統領と初の電話会談 韓国側は経済関係改善狙うも…突き放す菅氏 元徴用工訴訟問題など「韓国に適切な対応を強く要求」』より
辛坊)総理になった瞬間に韓国側からアプローチがありました。ところが日本側が返事したのは19日だそうです。
その後、韓国メディアは日本側から返事がないと気をもんでいた。龍谷大教授の李相哲氏は、「もし米国からの書簡であれば忙しい中であってもすぐに返信しただろう。それほどに日韓関係が冷え込んでいるということだ。韓国側は日本の反応を非常に気にかけており、政権が代わったことへの期待感がある」と読み解く。
~『夕刊フジ』2020年9月24日記事『菅首相、文大統領と初の電話会談 韓国側は経済関係改善狙うも…突き放す菅氏 元徴用工訴訟問題など「韓国に適切な対応を強く要求」』より
辛坊)この記事によると、どうやら……
第2次安倍政権以降、日本は韓国に対して不必要に譲歩することをしなくなったが、韓国側は首相が代わると事態も変わると勘違いしているようだ。
~『夕刊フジ』2020年9月24日記事『菅首相、文大統領と初の電話会談 韓国側は経済関係改善狙うも…突き放す菅氏 元徴用工訴訟問題など「韓国に適切な対応を強く要求」』より
辛坊)……ということです。いままでの菅政権をみるかぎり、そのスタンスは変わっていないですか。
飯田浩司アナウンサー)そうですね。特に韓国への輸出の見直しとか、菅さんも結構タッチしていました。
辛坊)いわゆる徴用工問題をめぐるいろいろな問題ですね。
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