11月15日、東京都内で新たに255人が新型コロナウイルスに感染していることが確認された。6日連続で200人を超えている。
そうしたなか、11月9日のニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」では、日々感染拡大をしており“第3波”とも言われる新型コロナウイルスへの対応の仕方について辛坊治郎が持論を述べている。
加藤長官は11月9日の会見で、新型コロナの感染者が増加する北海道について、感染状況を示す4段階の基準で、ステージ3と判断された場合、GoToトラベルの対象からの除外も視野に入れて検討する考えを示した。
辛坊)政府の基準のステージ3というのは、感染者数が急増して医療供給体制に支障が出る、という状況になったらなのですが、今のところ感染者数は急増しているが、医療提供体制に支障はきたしてはいないと。ですから政府の基準ではまだ3にはなっていない。
この北海道のケースもそうなのですが、東京なども同じようなケースになってしまうのではないかと私がつくづく心配していることは、パリやスペイン、イタリアなどの南ヨーロッパなどで特にフランスではロックダウンが始まっているという話が先ごろ伝わってきたではないですか。そのパリに有名な作家の辻仁成さんが住んでいらっしゃって、その高校生の息子さんの方がいろいろ発信しているのですが、その発信されたものを読んでいると、どうもこのロックダウンというやり方は具合が悪いのではないかと。
ロックダウンだと確かにみんな動くのをやめるので、急速に感染者数は減る。しかし今日からロックダウン解除します、と言った途端に、緩むのでわっと広がると。そしてまた広がったらロックダウンをする、という繰り返しになる。それだったら、ロックダウンなんていろいろと経済にダメージが起きるようなことはやめて、ひとりひとりが感染防止のためにしっかり手洗いやマスクをして、おじいちゃんおばあちゃんにうつさないようにしましょう、ということを持続可能な形でしっかりと継続する。
ロックダウンと緩めるのとの繰り返しを続けていると、永遠にそれを続けていかなければいけない。ひとりひとりにしっかりとした感染予防の知識と行動を促す方が賢明なのではないか、という話を辻仁成さんの息子さんが発信していて、そうだよね、とつくづく思います。
番組情報
辛坊治郎さんが政治・経済・文化・社会・芸能まで、きょう一日のニュースの中から独自の視点でズームし、いま一番気になる話題を忖度なく語るニュース解説番組です。
[アシスタント]増山さやかアナウンサー(月曜日~木曜日)、飯田浩司アナウンサー(木曜日のみ)