今回で44回目の開催を迎える“日本映画界最高の名誉” 日本アカデミー賞の「話題賞」の投票がスタートした。今年、コロナ禍で厳しい映画界ではあったが、そんな中でも最も映画ファンの話題を集めた「作品」と「俳優」の選出に大きな注目が集まる。
今年、最も話題を集めた作品・俳優を映画ファンが選出「日本アカデミー賞 話題賞」
1980年の第3回日本アカデミー賞から創設された「日本アカデミー賞 話題賞」。同賞は放送開始から50年を超えるニッポン放送の看板番組『オールナイトニッポン』リスナーによる「今年、最も話題を集めた」と思う「作品」と「俳優」への投票で決定するもので、歴史と伝統を誇る日本アカデミー賞全部門の中で唯一、一般の映画ファンの手によって選出される賞となっている。
※選考対象作品:2019年12月16日~2020年12月31日までの期間に公開され、選考基準を満たした作品
※映画館休業などによる公開状況を考慮し、第44回に限り選考対象期間が変更となっている
過去には「俳優」部門で『E.T.』の架空の地球外生命体や、『南極物語』の樺太犬・タロとジロも受賞した事例があるなど『オールナイトニッポン』リスナーならではの“話題”にポイントを置いた投票結果にも注目が集まる。
まさに“映画界の総選挙”ともいうべき「日本アカデミー賞 話題賞」。 前回は、「作品部門」「俳優部門」の総計で12万4483通の投票が寄せられ、「作品部門」には『決算!忠臣蔵』が選ばれ、「俳優部門」には『引っ越し大名!』の主演を務めた星野源が選ばれた。
投票は12月4日(金)からニッポン放送『オールナイトニッポン』のホームページ内の特設ページで開始され、2021年2月5日(金)まで受け付ける。投票者の中から抽選で20組40名様に映画の劇場招待券がプレゼントされる。
◆ニッポン放送『オールナイトニッポン』ホームページ内
『オールナイトニッポン』リスナーが選ぶ「日本アカデミー賞 話題賞」アドレス
⇒https://ssl.1242.com/aplform/form/aplform.php?fcode=academy
<第44回 日本アカデミー賞 授賞式>
■開催日:2021年3月19日(金)15時~(予定)
※映画館休業による公開状況を考慮し、例年より2週間延ばしての開催となります
■会場:グランドプリンスホテル新高輪 国際館パミール3階 「崑崙」
■ラジオ放送:授賞式の模様は、当日、ニッポン放送の番組で放送予定
『日本アカデミー賞 話題賞』 受賞作品&俳優一覧
第3回(1980年)作品部門:銀河鉄道999/俳優部門:松坂慶子
第4回(1981年)作品部門:翔んだカップル/俳優部門:薬師丸ひろ子
第5回(1982年)作品部門:セーラー服と機関銃/俳優部門:薬師丸ひろ子
第6回(1983年)作品部門:汚れた英雄/俳優部門:E.T.
第7回(1984年)作品部門:戦場のメリークリスマス/俳優部門:タロ、ジロ
第8回(1985年)作品部門:Wの悲劇/俳優部門:薬師丸ひろ子
第9回(1986年)作品部門:CHECKERS in TAN TAN たぬき/俳優部門:ビートたけし
第10回(1987年)作品部門:子猫物語/俳優部門:とんねるず
第11回(1988年)作品部門:ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎行進曲/俳優部門:原田知世
第12回(1989年)作品部門:ロックよ、静かに流れよ/俳優部門:「あぶない刑事」チーム
第13回(1990年)作品部門:魔女の宅急便/俳優部門:ビートたけし
第14回(1991年)作品部門:稲村ジェーン/俳優部門:薬師丸ひろ子
第15回(1992年)作品部門:おもひでぽろぽろ/俳優部門:中山美穂
第16回(1993年)作品部門:PATIO/俳優部門:ウッチャンナンチャン
第17回(1994年)作品部門:水の旅人 侍KIDS/俳優部門:萩原聖人
第18回(1995年)作品部門:ヒーローインタビュー/俳優部門:吉岡秀隆
第19回(1996年)作品部門:君を忘れない/俳優部門:豊川悦司
第20回(1997年)作品部門:スワロウテイル/俳優部門:浅野忠信
第21回(1998年)作品部門:新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に /俳優部門:西村雅彦
第22回(1999年)作品部門:リング/俳優部門:織田裕二
第23回(2000年)作品部門:無問題モウマンタイ/俳優部門:矢部浩之
第24回(2001年)作品部門:バトル・ロワイアル/俳優部門:モーニング娘。
第25回(2002年)作品部門:プラトニック・セックス/俳優部門:田中直樹
第26回(2003年)作品部門:仔犬ダンの物語/俳優部門:鈴木杏
第27回(2004年)作品部門:踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!/俳優部門:上戸彩
第28回(2005年)作品部門:スウィングガールズ/俳優部門:長澤まさみ
第29回(2006年)作品部門:NANA/俳優部門:沢尻エリカ
第30回(2007年)作品部門:フラガール/俳優部門:塚地武雅
第31回(2008年)作品部門:キサラギ/俳優部門:新垣結衣
第32回(2009年)作品部門:容疑者Xの献身/俳優部門:松山ケンイチ
第33回(2010年)作品部門:アマルフィ 女神の報酬/俳優部門:綾瀬はるか
第34回(2011年)作品部門:SP野望篇/俳優部門:岡村隆史
第35回(2012年)作品部門:モテキ/俳優部門:前田敦子
第36回(2013年)作品部門:桐島、部活やめるってよ/俳優部門:大島優子(AKB48)
第37回(2014年)作品部門:真夏の方程式/俳優部門:若林正恭(オードリー)
第38回(2015年)作品部門:るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編 /俳優部門:岡田准一
第39回(2016年)作品部門:バクマン。/俳優部門:ももいろクローバーZ
第40回(2017年)作品部門:君の名は。/俳優部門:岩田剛典
第41回(2018年)作品部門:君の膵臓をたべたい/俳優部門:菅田将暉
第42回(2019年)作品部門:カメラを止めるな!/俳優部門:伊藤健太郎
第43回(2020年)作品部門:決算!忠臣蔵/俳優部門:星野源
※第1回(1978年)、第2回(1979年)は「話題賞」の設置はなし。