コロナ時代の新たな「働き方、旅のスタイル」
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ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(12月8日放送)に参議院議員で自由民主党新型コロナ対策本部・本部長代理の武見敬三が出演。withコロナ時代に注目が集まっている「ワーケーションやブレジャー」について、ゲストに航空・旅行アナリストの鳥海高太朗を迎えて解説した。
これからはビジネス環境や生活環境が大きく様変わりする
新型コロナウイルスの影響で新たな働き方やビジネスモデルを必要とする企業や、従来型の旅行スタイルの密の不安など、さまざまな課題が出て来た。こうした社会変化を踏まえて休暇の取得や分散化を勧めるため、新たな旅のスタイルを普及し、より多くの旅行機会の創出や旅行シーズンの平準化を図ることが求められている。
飯田)政府の広報事業「チームNEXTステップ」では、全国47都道府県でオンラインのシンポジウムを行いました。テーマは「ワーケーションやブレジャー等の活用による働き方改革」です。シンポジウムのテーマ「ワーケーションとブレジャー」、まず「ワーケーション」ですが、“ワーク”と“バケーション”を合わせた造語。観光地、リゾート地などでテレワークをしながら、働きながら休暇を取るというスタイル。そして「ブレジャー」は“ビジネス”と“レジャー”を掛け合わせた言葉で、出張に休暇を合わせて現地で観光旅行をするというスタイルです。
コロナ禍における「働き方と旅のスタイル」
飯田)シンポジウムでは新たな働き方、休暇の取得促進につながるワーケーション、ブレジャーという制度概要を実践する企業や自治体の取り組みをご紹介してまいります。この「ワーケーション」あるいは「ブレジャー」というもの、航空・旅行アナリストの鳥海高太朗さんに日本人の働き方がどう変わって行くのか、伺いました。
鳥海)ネット環境さえしっかり整備されて、いつでもWEB会議ができるような体制であれば、基本的にいまでも対応できますし、これが定着することによって、最近では定期券代を支給しないで実費で精算する企業が増えていますので、企業にとってもコスト削減につながる効果も出ています。
働く人にも企業にも生まれるメリット
鳥海)また働く人に於いては、自分の時間が使える。例えば子どもの保育園への送迎をしたり、家事を分担することが容易になるというメリットがあると思います。そして地方においては、これまでなら、東京に単身赴任しなければならないことが多かったのですが、今後はテレワークする日は地方の自宅に戻って仕事をする、旅行を楽しむという過ごし方に変わって来るということがありますので、ワーケーションやブレジャーができるような職種の方に関しては、こういうことがすべてにおいてプラスに働くと思います。
飯田)ネット環境さえ充実すればいろいろ広がって行くのではないかという指摘もありました。このテレワーク、長年言われて来たことが、瞬く間に始まりました。
武見)「感染症を防止しながらビジネスも維持する」という考え方のなかから、こうした組み合わせが出て来ました。ワークとバケーション、本来矛盾する2つの言葉を一緒にするなんて、いままで考えてもみなかった。しかし現実にできるようになって来た。これは大進歩だと思います。それからブレジャーだって、ビジネスとレジャー、「出張したときに休暇を取ってエンジョイしよう」ということでしょ? 出張したときに残りの日を休暇に使おうなんてことは、これまで考えてもみなかったし、だいたい「出張したら早く帰って来い!」と言われていました。
飯田)「遊びに行ってるのではないぞ!」と。
武見)それはこれまでの鉄則だったわけです。これからはビジネス環境、生活環境が、これで大きく変わって来るだろうと思います。
■シンポジウム「ワーケーションやブレジャー等の活用による働き方改革」
https://www.gov-online.go.jp/tokusyu/COVID-19/policy/workation-bleisure.html
■政府広報オンライン「チームNEXTステップ」
https://www.gov-online.go.jp/tokusyu/COVID-19/index.html
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