枕が高すぎると体によくないって本当? 医師が回答
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ニッポン放送「草野満代 夕暮れWONDER4」(2月6日放送)で、「枕の高さ」に関して医師が回答した。
番組に寄せられた健康の疑問『社員旅行に行ったとき、旅館にあった座布団を重ねて昼寝をしたことがありました。すると「お前、首が90度に曲がってるぞ」とか、「高すぎる枕はよくないらしいよ」など、同僚たちからいろいろと言われました。私は小さいころからずっと枕が高く、それで何の問題もありません。枕が高いのは、よくないことなのでしょうか?』に対して、医師が回答した。
自分に合った枕の高さがあると思います。朝の目覚めがいい枕の高さは人それぞれです。高すぎても、低すぎてもよくないでしょう。
どんな高さの枕でも大丈夫という人は、首の骨の関節が滑らかで痛んでいない人です。小さい子どもたちは布団からずり落ちたり、ひどい恰好で首を曲げて寝ていても、翌朝ケロッとしているものです。
朝起きたときに首が痛くて、しばらくすると痛みが軽くなるという方は、枕の高さが合っていないと考えられます。
デパートでレーザー計測をするような高い枕を買わなくても、パイプ枕(なかにストローを切ったような素材が入った枕)で充分です。中身を少なめにして、外側にかぶせる袋状のカバーの口を、きつく曲げれば高く、ゆるく曲げれば低くなるようにすると、枕の高さが調整できます。
後頭部の形に合わせてへこませれば、寝ているときの首の安定がよくなります。枕の高さを変えるために、タオルや小さいマットなどを使い、折り曲げる回数を調整して枕の下に敷きこんでもよいでしょう。
高さをいろいろ変えてみて、起きたときに目覚めのいい高さが、自分に合った高さだと思ってください。
回答協力:東京衛生アドベンチスト病院
番組情報
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