新型コロナワクチン 報道されている「副作用」の“実際”
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ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(1月27日放送)に数量政策学者で内閣官房参与の高橋洋一が出演。2月末から開始される新型コロナウイルスのワクチン接種について解説した。
医療従事者へのワクチン供給量~2月上旬には決定の見込み
政府は1月26日、総理官邸のツイッターで、新型コロナウイルスのワクチン接種に関する新たな情報を発信した。2月末から接種を開始する医療従事者を対象とした供給量について、2月上旬には決定する見込みだと投稿した。
飯田)26日の衆院予算委員会でも河野行革担当大臣が、2月下旬からの実施を目指す接種に関しては、2月上旬に確定する方向で調整していると答弁していました。歩調を合わせた感じですね。
高橋)以前にこの番組で話した筋肉注射が話題になっているようです。私は五十肩で肩が上がらないときに筋肉注射を毎日打っていましたが、打たれている方は皮下注射も筋肉注射もわかりません。
飯田)皮下注射と比べて針が奥まで入っているから痛そうに見えますが、少し筋肉痛が残る場合もあるというレベルだそうです。
90年代半ば以降、集団接種を行っていない日本~経験のない自治体
高橋)私の時代は集団予防接種がありましたが、最近はありません。地方自治体の人が集団接種の経験がないので大変だという話を聞きました。
飯田)90年代半ばくらいに法律が改正になりました。
高橋)そうです。マスコミが副作用の話を強調したのです。それで任意でよいことになり、緩くなりました。昔は同じ注射針で打ち回すというひどいこともありました。
飯田)それで感染症が蔓延してしまいました。
高橋)日本はワクチンギャップがあり、予防接種をあまりしません。家族を連れて日本からアメリカに行ったときに、娘は予防接種していなかったから、アメリカに入る前にたくさん打たなくてはならなくて大変でした。
飯田)一時的に旅行するのではなく、住むからですね。
高橋)日本との差があって驚きました。
飯田)私はぎりぎり集団予防接種をした世代ですが、私より下の世代は経験していないようです。
心配する必要のないワクチンの副作用
高橋)ワクチンをやっていないのは日本だけです。「ワクチンは副作用があり危ない」という報道がありましたが、本当は打った方が全体はよくなります。確かに副作用はあります。アメリカでも、打ったあとは15分くらい様子を見るそうです。そうすると、打ったときのアナフィラキシーショックもわかり、その場で対応すれば大丈夫だそうです。
飯田)エピペンと呼ばれるような注射など、対処法はいくらでもありますね。
高橋)すぐに起こるので、少し様子をみればいいです。
飯田)番組にもアメリカで医療従事者をやられている方がメールをくださいましたが、15分待つようですね。
高橋)15分から30分でわかるようです。副作用のショックにも対応できるようなので、あまり心配することはありません。
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