キャスターの辛坊治郎氏が1月28日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。与野党が感染症法改正案に盛り込まれた刑事罰を削除することで合意したことについて解説した。
自民党の森山裕国対委員長と立憲民主党の安住淳国対委員長が1月28日午前国会内で会談し、感染症法改正案に盛り込まれた刑事罰を削除することで合意した。
辛坊)例の感染症法の改正案と新型インフルエンザ対策等特別措置法の改正案で、野党と与党が揉めているように見えるけれども、最終的に必ず折り合うと私は言ってきました。
よく一部のメディアが「与党が強行採決だ!」と言いますが、最後多数決にいくのに反対派が暴力で阻止しようと思ったら、それは強行採決になるだろうと。
しかし与党もこの法案で強行採決にしたくないし、野党もそれが見せ場になって国民にアピールできると思えば直前まで突っぱねて、与党が委員会で法案採決するときに、委員会の議長のマイクを奪いに行くような形の大騒動をして強行採決を演出するのだけれども、野党の側としても、今回この法案に対して強行採決という見え方にするのが損か得かと考えたときに、野党もこれは損だろうなと。
こうなると、最初に「懲役刑だ、罰金刑だ」というのは、言えば“のりしろ”部分で、落としどころのためののりしろを付けていたということで、最終的に折り合って。
飯田浩司アナウンサー)あれですよね、値切りの前提で高い値段をふっかけた、みたいなものですよね。
辛坊)そう、だからイランの絨毯屋さんと一緒なんだよね……
番組情報
辛坊治郎さんが政治・経済・文化・社会・芸能まで、きょう一日のニュースの中から独自の視点でズームし、いま一番気になる話題を忖度なく語るニュース解説番組です。
[アシスタント]増山さやかアナウンサー(月曜日~木曜日)、飯田浩司アナウンサー(木曜日のみ)