絵本『もったいないばあさん』作者、読者からの指摘されて考えた「ケチ」と「もったいない」の違い

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絵本『もったいないばあさん』シリーズを手掛ける作家の真珠まりこさんが、2月7日(日)に放送された、女優で声優の戸田恵子がパーソナリティを務めるラジオ番組「戸田恵子 オトナクオリティ」(ニッポン放送・毎週日曜14時~14時30分)にゲスト出演。同作品でテーマとなっている「もったいない」の意味や、「ケチ」との違いについて語った。

『もったいないばあさん』シリーズは「もったいない」を楽しく伝えるベストセラー絵本。シリーズで累計100万部を超え、全国の幼稚園、保育園、そして韓国や中国、フランス、インド、ベトナムなど世界中の子どもたちに愛され、2020年6月にはアニメーション化。そこで戸田はもったいないばあさん役を演じている。

真珠さんが絵本『もったいないばあさん』を連載する中、男の子の読者から「けちんぼだね」という感想をもらい、改めて「もったいない」という言葉の意味を深く考えさせられたという。

戸田:究極、“もったいない”について辿り着いたのはどんな境地なんですか?

真珠:『もったいないばあさん』を、いろんなところで連載してきましたが、連載となるといっぱいエピソードが必要で。私も若かったし、おばあちゃんの知恵が身についているわけでもなかったので、人に会っては、もったいないと思ったエピソードを聞いていたんです。

戸田:うんうん。

真珠:でも、人から聞いたエピソードがあんまり使えなくて、なんで使えないんだろう? と思って。あと、男の子の読者に「もったいないばあさんって、けちんぼだね」って言われたことが。

戸田:ほぉ~!

真珠:ケチじゃないと思うんだけど、その時はすぐに言い返せなくて。

戸田:うんうん。

真珠:そういったこともあって、連載を続けていく為には、“もったいない”はどういうことなのか、ちゃんと自分が分かっていないとエピソードが作れないなと。もったいないばあさんは、どんな時に「もったいない!」って言うのかを自分で決めようと思ったんです。

戸田:はい。

真珠:ケチは執着で、自分だけのもの! 人にあげるのはイヤ! そういうのはケチ。でも、もったいないばあさんはケチで言っているのではなく、それを大事に思ったり、大切な人にもらったから大切にしたい、自然の恵みや、いただく命に感謝する、ありがとうという気持ちなので、愛情があって言っているのだと思うんです。なので、もったいないには愛があると、もったいないばあさんから伝えています。

戸田:そうですよね、とってもよく分かります。

自分なりに考えた結果、「ケチ」は執着で、「もったいない」はその物への愛がある、と語った真珠さん。

この他にも番組では、絵本作家となった経緯や、同作の誕生秘話、アニメ化はインド大使の提案がきっかけだったこと、そして、戸田がもったいないばあさん役に選ばれたわけも紹介。「もったいないばあさんは、厳しいだけでなく、優しさもあり、言うことは言う。そして品もあるお婆ちゃんがいいな、と思っていたんですけど、戸田恵子さんが感覚的にピッタリかなと思って」と明かされ、戸田は「よくそんな風に思ってくれましたね! 本当にありがたいです」と感激。オファーを受けた時、“もったいない”を多くの人に伝えることができる素晴らしい仕事だと思い、喜んで引き受けたと語った。

番組情報

戸田恵子 オトナクオリティ

毎週日曜 14:00-14:30

番組HP

女優・戸田恵子が大人のクオリティ・オブ・ライフ(上質で豊な生活)をエンジョイするための「人・モノ・コト」にフォーカスする番組です。
大人の会話が弾むプチトリビア、大人が生活に取り入れたくなる情報をお届けする30分。ぜひお付き合いください。


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