ロッテから海外フリーエージェント(FA)宣言した澤村拓一投手の、ボストン・レッドソックス入団が決定した。澤村はメジャーで通用するのか、ベースボールコメンテーターのAKI猪瀬が分析・解説した。
澤村の契約は、現地報道によると、年俸は2年総額3億1800万円。オプションとなっている3年目は、単年3億1800万円、その他に出来高も付いて、条件をクリアできれば最大で3年総額、8億1100万円となるとか。
昨シーズンの9月に巨人からロッテへと交換トレードで移籍し、22試合に登板。2敗1セーブ13ホールド。防御率1.71の成績で、中継ぎの軸として活躍した澤村だが、果たしてメジャーで活躍できるのか。
AKI猪瀬が2月22日、ニッポン放送「垣花正 あなたとハッピー!」に出演し、分析・解説した。
-----澤村投手の現地での評価は?
AKI:金額的に言うと、ちょっと安いかなっていう金額ですね。メジャーの平均年俸は4億円近いので、一流のリリーフ投手はもっと大きなお金を手にできる世界。ただ入った球団はいいですね。
-----なぜですか?
AKI:近年のレッドソックスは、強いか弱いかで言うと、弱いんです。なぜかというと投手陣がダメなんですね。去年もリリーフ投手だけで言うと、30球団中27位の防御率。今年も同じ傾向なので、澤村投手が本来の投球ができれば、ブルペンの柱、クローザーになる可能性もあります。
-----レッドソックスは過去に日本人投手が多く在籍していましたが、澤村投手は馴染めそうですか?
AKI:実は、松坂投手、岡嶋投手、田沢投手、上原投手などが活躍していた当時の日本人の球団のスタッフが、そのまま残ってるんです。だからすごくやりやすいと思いますね。
----ズバリ、澤村投手は通用すると思いますか?
AKI:通用すると思います。メジャーは日本と違って、何も考えず「力対力」という、特にリリーフ投手と打者というのはそう言う傾向にあります。澤村投手のような「打てるもんなら打ってみろ」というスタイルは合ってると思います。
テリー伊藤:澤村投手は、巨人時代に制球難で自滅するケースもありましたが、大丈夫ですか?
AKI:ボールが変わるのは心配ですが、NPBだと澤村投手の場合、待球作戦をすることもあったと思いますが、メジャーの場合はそういうイメージがないんです。ファーストストライクから打てるボールはどんどん振っていこうという世界観なので、そんなにピンポイントのコントロールはなくてもいいかなという印象です。あとは生活環境に上手くアジャストできればという感じですね。
番組情報
ふつーの男・沖縄県宮古島出身の垣花正がお届けする、ニッポン放送が自信と不安をもってお送りする朝のワイド番組!レギュラー・ゲストとのコンビネーションもバッチリ!今の話題をハッピーにお届けしていきます!