ご存じですか? 「寄せ鍋」と「ちゃんこ鍋」の違い
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。今回のテーマは「鍋」です。
鍋料理は種類が豊富ですが、その中でも地域を問わずに食べられているのが『寄せ鍋』だそうです。魚介類やお野菜、お豆腐、鶏肉などを薄味のスープで煮ながらいただくものですが、具材に決まりがないのが特徴だそうです。
この『寄せ鍋』という名前ですが、様々な材料を“寄せ合わせて作る”ことから、この名前で呼ばれるようになったともいわれています。元々は調理場での残り物を取り合わせて煮たものだったそうです。
こう聞くと“ちゃんこ鍋と、どこが違うの?”と思われる方、いらっしゃるかも知れません。違いの1つに『お出汁』があるそうです。
まず“寄せ鍋のお出汁”はカツオ節や昆布といった魚介ベースが特徴だそうです。『寄せ鍋』は江戸時代から食べられていて、当時から日本人になじみが深い魚介でお出汁をとっていた……といわれています。その伝統が今に伝えられているそうです。
それに対して、“ちゃんこ鍋のお出汁”は鶏がらが基本だそうです。その理由ですが、お相撲は土俵に手がついたらと負けてしまいます。牛や豚は地面に両手をついているように見えますが、鶏は2本の足で立っています。そんなところから、昔から“ゲンがイイ”ということで、鶏がらを使ってお出汁をとっているそうなんです。
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