なつかしい給食の牛乳「脱脂粉乳」とは?
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。今回のテーマは「給食」です。
1950年(昭和25年)、「パン」に「ミルク」、「おかず」という組み合わせの「完全給食」が始まりました。この時のミルクとは牛乳ではなくて「脱脂粉乳(だっしふんにゅう)」のことをいいます。
脱脂粉乳とは牛乳の脂肪分を除いたあと、乾燥させて粉にしたもので、「スキムミルク」として、現在も販売されています。それをお湯で溶いたものが、牛乳の代わりに出されていました。
脱脂粉乳は牛乳から水分を除いて乾燥させていますので、長期の保存が可能になります。さらに牛乳の栄養分がギュッ!と濃縮されているので、牛乳よりも栄養価が高いとされています。
そのままなめると、ほのかに甘く感じる美味しさがあるそうですが、問題は味です。見た目は牛乳のようでも、脂肪分がほとんどないので、苦手なお子さん達も多かったそうです。
そんな脱脂粉乳ですが、1965年には牛乳への切り替えが始まりました。最初は「ビンに入った牛乳」でしたが、その後、「紙パック入りの牛乳」が登場します。
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