必ずしも満月ではない?「中秋の名月」の秘密
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。今回のテーマは「月」です。
「中秋の名月」とは、元々は旧暦の8月15日のお月さまのことです。同じ「ちゅうしゅう」でも“仲秋”と書く場合と“中秋”と書くものがあります。
この違いですが、「仲秋」は8月のことを表しています。旧暦で秋は7月、8月、9月のことで、7月のことを「初秋(しょしゅう)」、8月のことを「仲秋」、9月のことを「晩秋(ばんしゅう)」と呼んでいました。このことから「仲秋の名月」とは“8月の名月”を表しています。
これに対して「中秋」は“秋のちょうど真ん中の日”、「8月15日の名月」という意味です。この中秋の名月の夜が「十五夜」です。
中秋の名月のお月さまは満月かといいますと、必ずしもそうではないそうです。2020年10月1日は中秋の名月ですが、満月は翌2日です。ちなみに満月になる時刻は朝6時5分です。中秋の名月と満月が同じ日にならない理由ですが、新月から満月になるまでの期間が、その年によって微妙に変わるからだそうです。
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