5月1日(土)、女優の大和田美帆が、ラジオ番組「サタデーミュージックバトル 天野ひろゆき ルート930」(ニッポン放送・毎週土曜13時〜)に出演。昨年、新型コロナウイルスによる肺炎で亡くなり、4月23日に一周忌を迎えた母で女優の岡江久美子さんについて語った。
番組では、岡江さんが司会を務めた情報番組『はなまるマーケット』(TBSテレビ系)で共演した天野とともに、岡江さんとの思い出を回顧。4年間、同番組で火曜日レギュラーを担当した天野は、岡江さんとプライベートでも交流が深く、自宅に大和田を招いたこともあったという。
大和田は、そうしたエピソードを振り返る中で、母の死から1年が経った現在の心境を改めて語った。
天野:『はなまる』のスタッフがみんな家族みたいな感じだったから。
大和田:天野さんの家に通るたびに、「ここ天野くんち!」って毎回言って、「じゃあ今度行こうか」って。
天野:(岡江さんの口調に)似てる! 似てるから泣けちゃう。
大和田:そうなのそうなの、みんな言うの。お世話になりました本当に。
天野:いやいや、俺のほうだよ、お世話になったのは! このラジオでもね、お母さんが亡くなられたときに、あまりに衝撃で、感謝の気持ちも込めて話してたんだけど、鼻がグズグズいっちゃってさ。
大和田:1年経ちましたね、ちょうど。
天野:気持ちはどうですか?
大和田:実感がないです。どこかに行っちゃった感じ? 旅行に。
天野:そんな感じなんだ。俺も、ふと会いそうなのよ、現場とかで。
大和田:だから皆さんもそう思ってていただいていいかなって思いますけどね。家族でさえそうなので。
天野:印象に残ってるもんね。
大和田:「元気でね、じゃあねバイバイ」って感じでどっかに行ってるような。
天野:「なんちゃってね」みたいなって。
大和田:「嘘でした!」みたいなこと言いそうなので。でも、少しずつ受け入れはじめてはいますけれども。
母との突然の別れをいまだに実感できていないと語った大和田。
また、今回は、演出家の宮本亞門もリモートでゲスト出演。過去に「はなまるマーケット」に出演した宮本は、「温かくて勢いがよくて、しっかりした人」と岡江さんの印象を吐露。当時、岡江さんは「うちの娘、女優になりたがってるのよ」と、大和田についてよく話していたという。
そんな宮本が総合演出を手掛けるリーディング演劇「日本一わきまえない女優『スマコ』~それでも彼女は舞台に立つ~」に、大和田が主役として出演する。本作は、明治から大正にかけて活躍した女優・松井須磨子の生き様を描いた作品。大切な人をスペイン風邪で失う役どころを演じた大和田は、宮本からの出演オファーを「私以外、誰がやるんですか」とすぐに承諾したという。リーディング演劇「『スマコ』~それでも彼女は舞台に立つ~」は、4月27日よりYouTubeで無料配信中。
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番組情報
土曜日の午後にお届けする「サタデーミュージックバトル 天野ひろゆき ルート930」。午後1時から3時までの前半2時間は毎回2組のゲストが、クイズバトルに挑戦! クイズに正解した方のリクエスト曲がかかるミュージックバトルです。そして、午後3時からは、旬なアーティストをお迎えして最新の音楽シーンをお届けしていきます。
<アシスタント>宮島咲良