「はなまる」共演 安東弘樹アナ、岡江久美子さんを追悼 「我々を幸せにしてくれてありがとうございました」

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フリーアナウンサー・安東弘樹が4月27日、自身がパーソナリティを務めるラジオ番組「安東弘樹 DAYS」(ニッポン放送・毎週月曜13時〜)に生出演。23日に新型コロナウイルス感染症による肺炎で亡くなった女優・岡江久美子さんと、TBSアナウンサー時代に「はなまるマーケット」(TBSテレビ系)でのべ10年にわたって共演したことを振り返り、追悼した。

「いい夫婦パートナー・オブ・ザ・イヤー2013」に選ばれた大和田獏と岡江久美子夫妻 撮影日:2013年11月12日 撮影場所:東京都 目黒区

「はなまるマーケット」で見た“あのまま”の方なんです

実は、いまだに僕はピンと来ていなくて……こんなに悲しいのに涙が出ないような状況なんですよ。ただ、ご家族のことを考えると、本当に胸が引き裂かれるような思いなん ですけれども……本当に岡江さんて素敵な方で、これほど裏表のない方は、おそらく僕は、あとにも先にも出会わないような気がしていて……「はなまるマーケット」っていう番組、17年半やっていたので、皆さんご覧になっていただき、おそらく記憶に残ってらっしゃる方も多いと思うんですけど、あのまんまなんです。普通、多少オンオフありますよ、人間は。でも岡江久美子さんは、あのまんまなんですよ。

例えば、ADさんに怒らなきゃいけないようなとき……例えば“カンペ”という、出演者が言う内容をADさんがある程度ガイドラインとして出したりするものがあるんですけど、それをADさんが間違って全然違う“カンペ”を出したとしても、生放送中でも「あ、なんか違うの出てるけど、面白いから読んじゃうおうか!」とか、反省会でも「いやぁ、今日はアレがかえってよかっ た!」みたいなことを言って。人間って不思議なもので、そういうふうに言われた方が、「絶対に、次、気をつけよう!」と思ったりするもので。

常に笑顔があって……それを気をつけているというよりは、もう、そういう方なんじゃないかと。もしかしたら、ものすごく気をつかってらっしゃったのかもしれないですけど、そういう方なんじゃないかっていうくらい。本当に「はなまるマーケット」の新人のADさんからTBSの社長まで岡江さんのことが大好きだったっていう。肯定の言葉しか、誰に聞いても出てこない方で。

TBS系情報番組「はなまるマーケット」が30日の放送で10周年 はなまるマーケット収録後、撮影に応じる司会の岡江久美子 撮影日:2006年09月05日 撮影場所:東京都港区赤坂 TBS  写真提供:産経新聞社

最後まで“メッセージ”を残してくれた気がします

実は、去年の8月に岡江さんにお会いしてるんですね。なぜかというと、「はなまるマーケット」は、2014年3月に終わってるんですが、その後も季節ごと、4ヶ月に1回ぐらい、出演者もスタッフもみんな集まる会っていうのが自然発生的に起こる番組で、それは6年間途絶えずに、一番あいても半年ぐらい、しかも 数十人から100人単位でみんな集まるんですよ。そんな番組あります? 番組終わった後で。しかも岡江さんも薬丸さんも、ほぼ90%の確率でいらっしゃって。僕も一つのコーナーを担当してたんですが、そういうコーナーの出演者もみんな集まって。

一番最近やったのが、去年の8月、元プロデューサーの“定年退職 兼 還暦パーティー”という名の“同窓会”で、その時も、まあお元気で、いつもと同じように笑顔で挨拶を して、そのプロデューサーをねぎらいながらも、ちょっとディスって笑いをとって、常に明るくしてくれる。本当にお元気だったんですね。

報道によると、今年の1月から2月にがんを患って放射線治療をされていたという話もあって、それが免疫力を下げていたんではないかと言われてますけど、(そのパーティのあった)去年の8月の時点では、もちろん全くおくびにも出さないし、ご本人もまだそういう病気もわかってなかったのかもしれないですけど。それ だけに、リアリティがないんですよね。だからショックは大きいんですけども。

でも今、岡江さんが亡くなったことによって、特に女性を中心に、「本当に身近な方が亡くなる病気なんだ」っていうのを実感されてる方も多いと思って。うちの妻もそうですけど、改めて緊張感も増しているし、「大切な人が本当に亡くなるんだ」っていうことを、おそらく多くの方が実感するという状況でいうと、生まれてから今まで、常に人のために、人をときには明るくさせて、楽しくさせて、幸せにさせて、っていうことで……何か最後も、メッセージを残して亡くなった気がしていて……稀有な方だったんだなと思うんですね。

安東弘樹

我々を幸せにしてくれて、人生の限り幸せにしてくれて、ありがとうございました

そして、「はなまる」が終わったあと、実は岡江久美子さんって世界各地に旅行されていて、今まで帯番組をやっていてあまり遠くに行けなかったのが、一気にパーッと開放されたという感じで。私もFacebookで繋がっていたんですけど、様々な経験をされていて楽しそうな様子がFacebookで分かって、それに対してメッセージを送ると すぐ返ってくるんですよ。こんな旅行中になんで返してくれるの?っていうぐらいで、そういう感想も言ってくれ たり。直接関わった人も間接的にテレビを通して関わった人も、これほど人を幸せにしてくれた方はいないと思って。だからこそピンと来てないんですけど……

でも、もう「おくやみ」なんていう言葉を使えなくて、とにかく、関わった方全てを代表して、「我々を幸せにしてくれて、人生の限り幸せにしてくれて、ありがとうございました」っていう言葉が出てくるんですね。ご家族は、そんな状態じゃないかもしれないですけど、「お礼」を申し上げたいんです、岡江さんに。いろんなことでよく「心の中に生きてる」っていうことを言いますけれども、それこそご家族にとってはそれどころじゃないかもしれないですけど、これからも我々にとっては、ずっとこの後も、岡江久美子さんは大きく存在してくれるのかなと思っています。 本当に、ありがとうござい ました 。

-----このようにじっくりと岡江さんへの“感謝”を語った安東は、つづけて「はなまるマーケット」のオープニングテーマ曲として使われたベイ・シティ・ローラーズ「二人だけのデート」をかけて、言葉を締めくくった。

番組情報

DAYS

毎週月曜〜木曜 13:00-16:00

番組HP

『DAYS』=「日々」「お昼」「午後」… “働く人の日々の喜怒哀楽”がテーマです。世の中にはいろんな人々の、いろんな日々があります。そんな日々の嬉しかったこと、悲しかったこと、仕事のこと、家庭のこと。そんな「働く人のDAYS」をお届けします!
(月)安東弘樹DAYS/(火)中川家DAYS/(水)原田龍二DAYS


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