ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(5月26日放送)に数量政策学者の高橋洋一が出演。ワクチン接種の加速に向け、政府が新たに決定した財政支援策について、また、自ら体験した大規模接種センターでのワクチン接種の模様を解説した。
政府、ワクチン接種加速に向け新たな財政支援策を決定
新型コロナウイルスのワクチン接種を加速させるため、政府は診療所で一定の回数以上の接種を行った場合は、国が支払う接種費用を上乗せするなどの新たな財政支援策を決定した。一方、不足が指摘されている担い手の確保に向け、救急救命士や臨床検査技師による接種の検討を進めることになっている。
飯田)1回の接種で最大7200円に増額するということです。
高橋)2020年の補正予算もたくさんあったけれど、今年度の予備費も余っているので使えるはずです。この程度の金額の財政支援は、積極的にやればいいと思います。
飯田)当初予算の予備費は5兆円くらい。
高橋)ですが、前の繰り越しが別枠であるので使えます。
飯田)「担い手不足」ということが言われていますが。
高橋)やむを得ずということで超法規的措置でやる。研修を受けていて、注射される人の同意があればいいのです。薬剤師でも打てるし、研修の学生でもいいでしょう。筋肉注射は簡単ですから。
高橋洋一氏のワクチン接種体験~副反応の出た人はいなかった
高橋)私もコロナワクチンの接種を昨日(5月25日)受けました。
飯田)大規模接種センターで。
高橋)大規模接種センターで。針を刺すところを見たかったのですが、私が振り向こうと思ったら終わってしまいました。
飯田)副反応はどうですか?
高橋)何もありません。「気分が悪くなったら手を挙げてください」と言われたのですが、誰もいませんでした。
接種券を確認後、渡されたクリアファイルの色の動線に沿って進んで行く
飯田)色で導線を分けるというような報道がされていますが。
高橋)赤、青、黄色、緑かな。
飯田)札のようなものを渡されるのですか?
高橋)書類を入れる色付きのクリアファイルを渡されます。私は黄色だったので、「黄色の線を歩いてください」と言われました。
飯田)黄色いクリアファイルを持っている人は、黄色の線を歩いて行くと問診があって、接種があって、待機があってと。
高橋)最初は接種券の確認、そのときにクリアファイルを渡されて、接種券や問診票をそこに入れ、ファイルの色と同じ色の線を歩いて行く。そんな感じです。
混乱もなく、1時間で終了
飯田)どのくらい待たされましたか?
高橋)私は8時からでしたので、7時40分くらいに入りました。入るときに少し待っただけで、あとはスムーズでした。入場のキャパの問題だと思いますが、いろいろなところで「待ってください」と言われる場面はありましたけれど。
飯田)なるほど。密にならないように事前に待って、時間調整をするところがいくつもあるのですね。
高橋)全部合わせて1時間弱でした。ゆっくり歩きながら、途中でスペースや椅子があって、ゆっくり休んでという感じです。
接種してからの待ち時間は人によって「15分」「30分」「その他」に分けられる
飯田)あちこちにベンチがあって、休める。
高橋)報道を見るといろいろと言っている人がいますが、何の問題もありませんでした。私は他のワクチンを打っても、個人的に副反応がほとんど出ないので、お医者さんとの問診で「打っていますけれど全然ないのですよ」と言ったら、待ち時間は15分でした。待ち時間は「15分」、「30分」、「その他」の3種類に分かれていました。
飯田)基礎疾患があって心配な人は長く待つと。
高橋)そうでしょうね。お医者さんが15分のところにチェックを付けて、それをクリアファイルに入れて持ち歩くのです。
接種後、最後にその場で2回目の予約を取る
飯田)それで打つところに。
高橋)打って、結局20分くらいいましたが、終わったらその紙を渡して帰る。そんな感じです。帰るときに「第2回目の予約を」と。
飯田)それはスマホで予約を取るのですか?
高橋)その場にいるから、「2回目はここで予約してください」と言われて、「この日です」という紙を渡されます。それで帰るのです。
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