ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(6月15日放送)に作家で自由民主党・参議院議員の青山繁晴が出演。安倍政権における「平和安全法制」と「特定秘密保護法」の成立について解説した。
「平和安全法制」と「特定秘密保護法」
ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」では、安倍前総理が特別インタビューとして6月14日(月)~18日(金)に毎日出演。ここでは記者時代から安倍前総理と付き合いの長い青山繁晴氏が安倍前総理について語った。
飯田)安倍政権の中国への対応ですが。
青山)平和安全法制のころに、当時の私は民間人でしたが、東京郊外の警察学校へ講義に行きました。自分で車を運転して信号のところで止まっていたら、スーパーマーケットから主婦の方が複数出て来られました。その人たちの買い物かごに張り紙がしてあって、「安倍政治を許さない」と書いてあるのです。「このようななかで安倍さんは画期的な安全保障の法制をやっているのだな」ということを痛感しました。
賛成は1人だけだった「特定秘密保護法」の参考人
青山)その前に「特定秘密保護法」について、国会審議があるのは知っていたのですが、2日前になって突然、私が秋葉原で買い物をしていたら内閣から電話があって、「明後日、参考人の証言に来てください」と言われました。
飯田)そんな急に来るものなのですね。
青山)そのようなものは来ないと記者時代から知っているので、「どうしたのですか」と聞いたら、普段、保守と言っている方々に頼んだのですが、すべて断られたと。「この法案に賛成したら、もうメディアには出られなくなる」、「大学に居づらくなる」と言って誰も出ないのです、と。それでいろいろと相談したら、「青山さんであれば文句を言わずに来てくれるのではないか」ということになったと言うのです。「補欠要因ですか」と言いつつ、この証言に行きました。参考人は3人でしたが、賛成は私だけで、メディアにもかなり批判的に書かれました。ですので、再登板後の安倍政権というのは、2012年の始まりのときが象徴しているように、むしろ第1次安倍政権や敗戦後の日本ができなかったことを、真ん中を探りつつやると。
飯田)真ん中を探りつつやる。
青山)特定秘密保護法も、スパイ防止法ではないのです。かなり網羅できるようになったのですが、たまたま先日、政府側の人と議論をしたのですけれど、私と「日本の尊厳と国益を護る会」は、「スパイ防止法は必要」という立場なのです。
飯田)3本柱の1つですよね。
青山)どうしてかと言うと、情報の秘密を守るというだけではなく、スパイを防止するということは、「怪しい工作活動を防止する」ということでもあるのです。実際に中国人民解放軍は法律戦、心理戦、世論戦と言っています。それはいまの法律では防げないので、まだまだ安倍さんに続いてやらなければいけないことはたくさんあるのです。
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