変わる日本と韓国の「安全保障上の関係性」 ~「自由で開かれたインド太平洋」戦略

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ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(7月21日放送)にジャーナリストの佐々木俊尚が出演。国家安全保障局(NSS)の秋葉剛男局長がサリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)と就任後初の電話会談を行ったニュースについて解説した。

18日、ソウルの韓国大統領府で記者会見する文在寅大統領(共同)=2021年1月18日 写真提供:共同通信社

国家安全保障局長がアメリカ大統領補佐官と初の電話会談

国家安全保障局(NSS)の秋葉剛男局長は7月20日朝、サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)と就任後初の電話会談を行い、中国や北朝鮮を含む国際情勢について意見交換した。

飯田)アメリカのサリバン大統領補佐官と電話会談したということです。東アジア情勢。

「自由で開かれたインド太平洋」は安倍政権最大のレガシー

佐々木)FOIPと言われる、「自由で開かれたインド太平洋」という戦略ですが、日本の第2次安倍政権が言い出したことです。あまり評価されていないように見えるのだけれども、実は外交安全保障の分野では、安倍政権最大のレガシーであると、高く評価されています。

飯田)安倍政権最大のレガシーであると。

佐々木)これは日中韓の関係性にも影響があるのだと思います。いままで中国・北朝鮮という危機があって、日本がそれに向かい合うためには、アメリカに頼る一方で、間に入っている韓国という中間地帯と仲よくしなくてはならなかった。ところが韓国は日本に対してやたらと理のない批判を向けて来る。今回のオリンピック選手村の福島の食材問題や、慰安婦問題もそうです。

クアッドによって安全保障上の韓国の重要性が薄れた

佐々木)そのジレンマに苦しんでいたではないですか。そういうところにFOIPの話が入って来て、インドから日本に至る、しかもクアッドという、オーストラリアやニュージーランド、アメリカを入れて、多国間で協調して安全保障戦略をつくりましょうということになった。それによって、中国やロシア、北朝鮮に立ち向かうのだという、大きな戦略をつくったわけです。

飯田)クアッドで。

佐々木)その結果、安全保障的には、韓国の重要性が日本において少し薄れて来たのではないでしょうか。韓国が仮に中国側に転ぶような事態になったとしても、我々としては、インドから太平洋に至るまでの広いエリアにおける多国間の協調があるから、それで何とか対応できるということは、大いなる成果であり、今後の可能性も秘めていると思います。しかも今回、中国のウイグル問題などもあったため、ヨーロッパが中国に目を向けるようになりました。

飯田)人権問題に関して。

佐々木)イギリスから空母を太平洋に向けて派遣するということも行われています。よい状況になりつつあるかなと思います。

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