究極の“自分との対話” 皆が手に取るべき漫画『女(じぶん)の体をゆるすまで』

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8月1日(日)深夜、バーチャルMC・一翔剣(吉田尚記アナウンサー)がパーソナリティを務めるラジオ番組『ミューコミVR』(ニッポン放送・毎週日曜日23時30分~)が放送。ペス山ポピーによるエッセイコミック『女(じぶん)の体をゆるすまで』のおすすめポイント3つを吉田が紹介した。

究極の“自分との対話” 皆が手に取るべき漫画『女(じぶん)の体をゆるすまで』

番組内では、コーナー『サポーターズVR by 小学館』を展開。こちらは、年間500冊以上マンガを読んでいるという吉田が、今誰かにオススメしたい作品を紹介するコーナーとなっており、今回は『女(じぶん)の体をゆるすまで』をピックアップ。この作品は、トランスジェンダー(Xジェンダー/ノンバイナリー)のペス山ポピーが、職場でセクハラを受けたことがトラウマとなり漫画が描けなくなってしまうという過去を綴った、エッセイコミックとなっている。今回は吉田が、アイドルグループ・GEMS COMPANYの奈日抽ねね(なにぬ ねね)と小瀬戸らむ(こせど らむ)をゲストに迎えて、この漫画のおすすめポイント3つを解説した。

吉田:おすすめポイントその1は「究極の“自分との対話”」。トラウマを治すときにいろいろな方法があるというのを、(著者が)実際にその危害を加えてきた当事者のXさんと、直接やり取りしてるんですよ。普通は絶対やりたくないけど、そうじゃないと自分が納得しないからという理由でやるんです。その後に、今開発されている新しい精神療法みたいなのがあるんだけど――体験した人すらほとんど聞いたことがないような療法あるじゃないですか。それを漫画家さんだから、ちゃんとエッセイコミックにしてるんですよ。当事者の話として、読んで分かるんですよ。ほかにも昔の友人が出てきて、その友人との思い出とか全部描いてあります。

奈日抽&小瀬戸:へぇ~!

吉田:おすすめポイントその2は「意味ある漫画」。別に暇つぶしで読めばいいよねという作品ではなくて、人類にこういう人がいてこう感じてる人がいるっていうのは、みんなが知った方がいいんです。ということをちゃんと描いている漫画なんだけど、だからこそ自分で手に取らないとあんまり意味がなくて、人から渡されて読んだんじゃあまり意味がない。気になった人が自分で手に取って読んだら、これは世の中のためになると思う。

奈日抽:なるほど

吉田:おすすめポイントその3は「……なのに、読みやすい!」。すっごい難しいこと描いてるのに、すっごく分かりやすい。一度もページを読み戻すことなく、最初から最後まで一気に読めました。

漫画『女(じぶん)の体をゆるすまで』のおすすめポイントを語った吉田。この漫画は、現在コミックス上下巻が発売中となっているほか、今ならWeb漫画サイト『やわらかスピリッツ』にて1~4話まで無料で読むことができる。

番組情報

ミューコミVR

毎週日曜日 23:30 - 24:30

番組HP

ニッポン放送初のVRアナウンサー「一翔剣(いっしょう・けん)」がお届けする、カルチャー・エンタメプログラム。YouTube Live上に『VR』空間を展開し、60分のラジオ番組を同時生配信! 一翔剣は、2019年に"HoneyWorks"ヤマコ氏のデザインによるVRアナウンサーとして活動開始。今回、アイドル・アーティストとして活動する西井万理那(ZOC)、末吉9太郎(CUBERS)を番組パートナーに迎え、『VR』空間でコラボレーションしていく!!

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