「“やっちゃいけないこと”のマニュアルのような作品」人の欲望を描いた新感覚ブラックユーモア漫画『ブラックチャンネル』の魅力

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6月27日(日)深夜、バーチャルMC・一翔剣(吉田尚記アナウンサー)がパーソナリティを務めるラジオ番組『ミューコミVR』(ニッポン放送・毎週日曜日23時30分~)が放送。きさいちさとしによる漫画作品『ブラックチャンネル』のおすすめポイント3つを吉田が紹介した。

「“やっちゃいけないこと”のマニュアルのような作品」人の欲望を描いた新感覚ブラックユーモア漫画『ブラックチャンネル』の魅力

番組内では、コーナー『サポーターズVR by 小学館』を展開。こちらは、年間500冊以上マンガを読んでいるという吉田が、今誰かにオススメしたい作品を紹介するコーナーとなっており、今回は『ブラックチャンネル』をピックアップ。“悪魔系ヨーチューバー”のブラックは、人々の願いを叶えるような動画撮影を提案してくれる動画クリエイターだが、その正体は怪しい力を使って欲望に取り憑かれた人間の本性がむき出しになった“鬼ヤバ動画”を撮影する悪魔の動画クリエイター。様々な悪魔のアイテムで、人の欲望を叶えていくのだが……といったストーリーになっている。

今回は吉田が、バーチャルシンガーソングライターの夢追翔(ゆめおいかける)をゲストに迎えて、この漫画のおすすめポイント3つを解説した。

吉田:おすすめポイントその1は「人の欲望を描いてこその漫画」。やっぱり、品行方正な主人公が出てきても、「いや、そりゃお前はそうかもしれないけど……」とか思うと親近感出ないじゃないですか。例えば小学生だと「学校つまんない」とかそういうところから始まるわけですよ。あとは「友達の間でめちゃめちゃ人気者になりたい」とか。流行の最先端もどんどん入れてますよ。これは明らかに、(人気オンラインゲームの)『フォートナイト』っぽいゲームだなみたいなのが出てきて、そこで世界5位の奴に勝ったって嘘ついて人気者になってると、いつの間にかその動画を撮られてて、最終的にそいつが懲らしめられたりとかですね。ゲームが強くなりたいってあるじゃないですか。そういう欲望を(作品の中で)全部出してくる。

夢追:なんか配信のマニュアルみたいですね。「こういうことやっちゃいけないよ?」みたいな(笑)

吉田:そうそう。だからみんな最後に酷い目に合うんだけど、ちょっとだけ……みたいなところがポイントで。

吉田:――ポイントその2は「ブラックなテーマなのに、めっちゃ明るい」。やっぱりギャグ漫画なんですよ。ちゃんと笑えるし、最終的に懲らしめられた人が、懲らしめられたことを糧に、ちゃんと改心するんですよね。

夢追:えっ! じゃあ自己破産とかしないんだ(笑)

吉田:自己破産に近いところまではいきます。でも、自己破産して、そこから明るく生きてる人がいるでしょ? っていうことなんですよ。最終的に明るいんで、子供に読ませてもいい作品です。大人が読んでも面白いですし。

吉田:――おすすめポイントその3は「この作品のYouTubeチャンネルが実在する」。

夢追 & ZOC・西井万理那(パートナー):えっ!? すごい!

吉田:実は『ブラックチャンネル』っていうチャンネルが、YouTube上に存在するんです。(漫画に登場する)悪魔のブラックが、YouTubeチャンネルの中に出てくるんです。本当に今の子たちが、YouTubeも好きだよね、漫画も好きだよねっていう中で、YouTubeから漫画に来る人が本当にいるんだなっていうのを、ちゃんと狙ってサービスしている作品です。

新感覚ブラックユーモア作品『ブラックチャンネル』について、ポイントを解説した吉田。この作品は、現在コミックス1巻が発売中となっている。また、YouTubeの公式チャンネル『ブラックチャンネル』では、およそ2日に1度のペースで新作アニメが更新されていていつでも楽しむことができ、『名探偵コナン』の主人公・江戸川コナンが登場するコラボ動画などコンテンツが盛りだくさんとなっている。

番組情報

ミューコミVR

毎週日曜日 23:30 - 24:30

番組HP

ニッポン放送初のVRアナウンサー「一翔剣(いっしょう・けん)」がお届けする、カルチャー・エンタメプログラム。YouTube Live上に『VR』空間を展開し、60分のラジオ番組を同時生配信! 一翔剣は、2019年に"HoneyWorks"ヤマコ氏のデザインによるVRアナウンサーとして活動開始。今回、アイドル・アーティストとして活動する西井万理那、末吉9太郎を番組パートナーに迎え、『VR』空間でコラボレーションしていく!!

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