5月16日(日)深夜、バーチャルMC・一翔剣(吉田尚記アナウンサー)がパーソナリティを務めるラジオ番組『ミューコミVR』(ニッポン放送・毎週日曜日23時30分~)が放送。吉田が、『坂道のアポロン』や『月影ベイベ』などで知られる小玉ユキ・作による漫画『青の花 器の森』のおすすめポイント3つを紹介した。
番組内では、コーナー『サポーターズVR by 小学館』を展開。こちらは、年間500冊以上マンガを読んでいるという吉田が、今誰かにオススメしたい作品を紹介するコーナーで、今回は『青の花 器の森』をピックアップ。この作品は、長崎県で波佐見焼(はさみやき)を作っている窯元たちの物語で、波佐見焼の特徴である呉須を用いた青の絵付けを“青の花”と表現しているという。今回は吉田が、この作品のおすすめポイント3つを解説した。
吉田:おすすめポイントその1は「完璧イケメン」。登場人物の龍生(たつき)が27歳の落ち着いている人なんですけど、誰が見ても美青年なんですよ。窯元で働くことになってから、窯元で体験の人とかに教え始めると、もう女子がずらっと並んじゃうみたいな。この龍生君のプロフィールが、もう完璧なんですよ。まず、フィンランドで焼き物の勉強をしてたの。海外からいろんなドラマを背負って帰ってきて、「1年間だけここにいる」って言って初めはツンツンしてるんですよ
CUBERS・末吉9太郎(パートナー):ツンツンしてるよね
吉田:ツンツンしてるんだけども……というところで、おすすめポイントその2は「めちゃくちゃ丁寧なラブストーリー」。冷たい感じで現れた完璧な美青年で、過去も背負っているらしい。――というところにいるのが、器の絵付けに勤しむ主人公の青子ちゃん。年上の32歳なんです。で、この青子ちゃんのやってることは何か? さっきの龍生君は、向こうで作品が認められちゃうぐらい、(陶器の)形を作ることが上手い。でも初めは、「無地の器を作ってください。絵付けとかいらないですよ。」みたいなことを言ってるんですよ。でも青子ちゃんは絵付け職人じゃない? 青子ちゃんは(龍生君の器を)見たときに「絵付けしたい。自然にデザインが浮かぶ」って思っちゃうわけ。でも龍生君は「やらせたくない」って言うわけじゃないですか。でも、「やってみようよ」って言って、いろんな紆余曲折があって絵を付けるんですけど、付けたら、龍生君が何も言わずに、その青子ちゃんが絵付けした作品を、自分で買ったりしてるんですよ。
ZOC・西井万理那(パートナー):え~~! 好きになっちゃう!
吉田:好きになるんだけど、初めは感じの悪い冷たい感じのイケメンだから。そこからスタートして、7巻がこの間出たばかりなんですけど、ちゃんと2人の関係が、めちゃくちゃ丁寧に進行している。1コ1コ全部書いてあるみたいな感じ。そのストーリーが、どんなところで展開しているのかっていうところがもう1つのポイントで、おすすめポイントその3は「焼き物のデザインが全部丁寧」。びっくりするんですけど、波佐見焼というのは元々大量生産するのがウリだから、大量生産して何百個も出てくる器1つ1つのデザインを、めちゃくちゃ細かく書いてあるんですよ!
末吉・西井:(コミックスを読みながら)あ、ほんとだ~!
吉田:さらに、ストーリーを展開するために重要な作品とか出てくるじゃない? 重要な作品のお皿とかマグカップとか、ほんとに欲しくなる。本当にあるものも導入されているらしいんですけども、ほんとに小玉ユキ先生のデザインセンスってすごいなって思う。デザインと繋がるドラマと、2人の丁寧なラブストーリーがいい
西井:全部丁寧だね!
ストーリーも作画も丁寧に描かれた漫画『青の花 器の森』について、その良さを熱弁した吉田。この作品の第1話は、『月刊flowers』公式サイトで読むことができる。
番組情報
ニッポン放送初のVRアナウンサー「一翔剣(いっしょう・けん)」がお届けする、カルチャー・エンタメプログラム。YouTube Live上に『VR』空間を展開し、60分のラジオ番組を同時生配信! 一翔剣は、2019年に"HoneyWorks"ヤマコ氏のデザインによるVRアナウンサーとして活動開始。今回、アイドル・アーティストとして活動する西井万理那、末吉9太郎を番組パートナーに迎え、『VR』空間でコラボレーションしていく!!