侍ジャパン 稲葉監督に金メダルをかけた菊池涼介 普段から“天下一品”な機転の利かせ方

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東京2020オリンピックの閉会式が8月8日夜、国立競技場で開催され、17日間の熱戦が幕を閉じた。野球、ソフトボールなどの競技を取材してきた、夕刊フジ運動部・山戸英州記者が8月9日のニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」に出演し、五輪を振り返った。

【東京五輪2020 野球 決勝戦】<日本対アメリカ>菊池涼介から金メダルをかけてもらう稲葉篤紀監督=横浜スタジアム 撮影日:2021年08月07日 写真提供:産経新聞社

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飯田)山戸さん、ずっと取材をされてきました。7日の侍ジャパンの金メダルも現地で取材されたそうじゃないですか。いやあ羨ましいなあ。どうでした?

山戸)全勝で決まりました。1つ、裏話ではないのですけれども……テレビの中継が終わった後に、侍ジャパンのメンバーで写真撮影があったのですけれども、当然ながら首脳陣はメダルもらえないわけですよ。

飯田)そうか、もらえるのは選手ですものね。

山戸)そうなんですよ。で、この写真撮影のときにさっとメダルを持って来た人がいまして、これが広島の菊池涼介選手だったのです。年次も上ですし、まとめ役というところで。本大会ではどちらかというと、なかなか成績が残せなかったのですけれども。

飯田)特にバッティングの方がね。

山戸)そうなんですよね。持ち味を生かせなかったのですけれども、そういう気の使い方というのは、やはり気遣いの効く選手だなと。普段からよく取材させていただくのですけれども、この辺の機転の利かせ方というのは天下一品です。これは大事な五輪の舞台でも発揮されていたなというのは感じました。

飯田)やはりワンチームになるために、それぞれの役割でもう我々が見ている試合のなかだけじゃないところでいろいろなことがあったのですね。

山戸)そうですね。菊池選手も「いろいろありましたけど」とご自身でお話もされていました、そういう世間の話とか、直前に(代表選出)選手がちょっとやはりいろいろな事情があって辞退されたりとか、落選したりとかもあったじゃないですか。「これで大丈夫なのか」という報道を、選手も否が応でも目にしていたと思いますので、そのなかでの金メダルというのは大きかったのかなと、取材をしていて改めて感じました。

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