岸田前政調会長 自民党総裁選に向け「段階的に」政策を発表する理由
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ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(9月3日放送)にジャーナリストの鈴木哲夫が出演。自民党総裁選への出馬を表明している岸田前政調会長が9月2日に行った記者会見について解説した。
自民党総裁選、岸田氏がコロナ対策案を発表
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岸田前政調会長)国民の皆さんのなかには、コロナ対策の説明が十分ではないのではないか。さらにはコロナ対策の現状認識が楽観的過ぎやしないか。このような声が多数あります。「多分よくなるだろう」ではなく、常に最悪の事態を想定して危機管理を行うということです。
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自民党総裁選への出馬を表明している岸田文雄前政調会長が9月2日、国会内で記者会見を開いた。総裁選に向けて、「医療難民ゼロ」や「ステイホームを可能にする経済対策」などを柱とする新型コロナウイルス対策案を発表している。
医療難民ゼロ
飯田)政策をこのように発表したということです。
鈴木)そうですね。1度に「バンッ」とやるのではなくて、これは2回目ですよね。
飯田)出馬会見に続いて2回目です。
鈴木)今後は外交安全保障など、段階的にやって行くことで、「グッ」と惹きつけて行こうという作戦なのだと思います。特にコロナ対策は、国民の関心があるところです。岸田さんが2日に言っていたなかで、「医療難民ゼロ」というのは、いま自宅療養が問題になっていて、そこで命を落とす方がたくさんいる。その不安をなくすということは、いいことを言ったなと思います。でも、それは総裁選の前に言っていないで、いますぐ取り掛かって欲しい。「総裁選の前にやることがあるでしょう」という思いはあります。ありますが、言っている話自体は悪くないと思います。
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