「ブラックホール」が地球を吸い込む可能性はあるの?
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。9月2日放送分のテーマは「ブラックホール」です。
ブラックホールは、太陽の30倍以上の重さの星が大爆発したときにできる星です。この爆発のことを「超新星爆発」と言いますが、そうして誕生した星は、中心の炎が燃料切れで消えてしまうと、自分の重さを支えきれなくなります。
その結果、たくさんのモノが中心に向かって落ちて行きますが、モノがギュウギュウに詰まると、重力はどんどん強くなります。それによって最後には光や、光の仲間の紫外線、赤外線、X線、電波まで吸い込んでしまいます。
光まで吸い込んでしまうため、天体の色は真っ黒になります。“黒い穴”という意味で「ブラックホール」と名付けられました。
ブラックホールが「何でも吸い込む」と言われるのは、こういった理由からです。そのため、「いつかは宇宙のすべてを吸い込むのでは?」と心配する声もあります。
ブラックホールが吸い込むのは、モノやエネルギーです。基本的には「宇宙空間」を吸い込むことはできませんが、たくさんのブラックホールが協力して、宇宙のすべての星やガスを吸い込んでしまうことは考えられるそうです。
ブラックホールは銀河のなかをゆっくりと動いています。そのため、銀河を漂うブラックホールが、いつか太陽系の近くまで来る可能性もあり得るそうです。
番組情報
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように・・・