「カツ丼」発祥のきっかけとなった“意外な提案”
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。8月24日放送分のテーマは「カツ丼」です。
「カツ丼」は大きく分けると、「薄切りにしたトンカツをタマネギなどと甘辛く煮て、卵でとじてご飯に乗せたタイプ」と、「ソースなどで味付けされたトンカツをご飯に乗せたタイプ」があります。
一般的に、卵でとじたタイプを「カツ丼」、ソースを絡めたタイプは「ソースカツ丼」と呼ばれています。ただ、土地によっては「カツ丼=ソースカツ丼」のことで、卵でとじたタイプは「卵とじカツ丼」や「煮カツ丼」と呼んでいるところもあるそうです。
また、カツ丼に使われるカツもトンカツだけでなく、牛肉のカツである「ビフカツ」や、「チキンカツ」の地域もあります。
このように「カツ丼」にもいろいろと種類があり、発祥についてもさまざまです。例えば「卵でとじたカツ丼」の元祖は、東京・早稲田の蕎麦店である「三朝庵」だと言われています。
大正時代のある日、宴会メニューとして用意していたトンカツが、突然のキャンセルで大量に余ってしまいました。お店のご主人が困っていたところ、常連客の学生から「卵丼のようにしてみたら?」と言われ、それをヒントにつくったのが「卵でとじたカツ丼」でした。次第にそれが評判になって行ったそうです。
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