2019年に成功した、ブラックホールに関する「すごいこと」
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。9月3日放送分のテーマは「ブラックホールの撮影」です。
ブラックホールは星の一種ですが、光を吸い込んでいるため完全に真っ暗で、発見はとても難しいとされています。
2011年に宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、地球から約39億光年離れた銀河の中心にある巨大ブラックホールに、星が吸い込まれる瞬間を世界で初めて観測しました。さらに同年、国立天文台とJAXAは、世界で初めてブラックホールの位置特定にも成功しています。
このとき特定できたのは、地球から約5440万光年離れた「おとめ座」にある、巨大楕円銀河「M87」に潜むブラックホールでした。
そして2019年、日本を含めた6ヵ国が協力し、地球上の8つの電波望遠鏡を結んだ国際協力プロジェクト「イベント・ホライズン・テレスコープ」を実施。世界で初めて巨大ブラックホールと、その影である「ブラックホールシャドウ」の撮影に成功しました。
このとき撮影されたのは、前述した「M87」の中心に位置する、巨大なブラックホールです。真っ赤なドーナツ状のリングの中心に、瞳のような黒いブラックホールが見えている画像が有名です。
番組情報
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように・・・