東京都医師会副会長で「平成立石病院」理事長の猪口正孝氏が12月31日、ニッポン放送「モーニングライフアップ 今日の早起きドクター」に出演。休日における新型コロナウイルスの受診について解説した。

ニッポン放送「モーニングライフアップ 今日の早起きドクター」

PCR検査　～1日10万件の検査が可能

飯田浩司アナウンサー）医療提供体制と合わせて、検査体制も当初と比べるとだいぶ変わって来ました。最初のころは検査キットも足りないと言われていましたが、ずいぶん増えましたよね。

猪口）いまは1日当たり8万8000件ほど検査ができるのですが、1日10万件ぐらいは検査できる体制になっています。PCR検査と抗原検査の検査分析だけで言うと、13万件ぐらい検査できるので、必要に合わせて検査数は増やせると思います。

休日に新型コロナ感染の症状が出たら

飯田）休日はかかりつけのお医者さんも閉まっているのですが、改めて、発熱した場合に取るべき行動はどのようなものがありますか？

猪口）新型コロナに関して言えば、症状が出たら、すぐに診断・治療することが大事です。熱が出て2～3日放っておいた間に重症化してしまうことが多々あります。

新行市佳アナウンサー）年末年始など、長い休みの時期はどうすればいいのでしょうか？

猪口）東京都やそれぞれの区のホームページに、休日でも稼働している診療・検査医療機関が出ていると思います。当番制になっていますので、「きょうはどこがやっている」ということを確認してください。

新行市佳アナウンサー、猪口正孝氏、飯田浩司アナウンサー

事前に連絡を入れてから行く

飯田）発熱している場合は、連絡を入れてから行くことが大事ですか？

猪口）そうですね。入り口が違う場合もありますし、時間帯によって集めているという場合もあります。休日でも通常医療を行っていたり、入り口が分かれている可能性も十分にあるので、電話して確認するのが大事だと思います。

宿泊療養を希望する場合

飯田）ご家族にうつさないためにも、宿泊療養を希望される方もいらっしゃると思いますが、希望する場合、申し込みは可能なのでしょうか？

猪口）診療・検査医療機関で陽性と判断されたならば、自分で申し込むことができる受付センターができたので、そこに申し込んでください。

飯田）「東京都宿泊療養申込窓口」の電話番号は、03-5320-5997です。東京都福祉保健局のホームページにも番号が載っています。