桃太郎の鬼退治で「猿・キジ・犬」がお供に選ばれた理由
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。2月2日放送分のテーマは「鬼門」です。
「鬼門」とは、北東の方角のことを言います。古代中国から伝わった考え方で、「鬼(邪気)が出入りする方角」を意味しています。
また、鬼門の対極にある南西の方角のことを「裏鬼門」と言います。干支を表す十二支は方角にも対応していますが、鬼門は丑(うし)と寅(とら)の間、「丑寅(うしとら)」の方角になります。
ちなみに、鬼のツノは丑寅の「牛」。鬼の牙や爪、トラ柄のパンツは、丑寅の「虎」を表しているそうです。
「裏鬼門」の場合、十二支では未(ひつじ)と申(さる)の間、「坤(ひつじさる)」の方角になります。申の方角から時計回りに進んで行くと、「猿、鳥、犬」の順になりますが、これは「桃太郎が鬼退治に行く際のお供の動物」となっています。
鬼がいる鬼ヶ島は鬼門の方角にあり、それを退治するには「裏鬼門にいるものたちの力が必要」ということで、この3匹が選ばれたそうです。
ちなみに未(羊・ひつじ)が選ばれなかったのは、一説には「羊のツノが鬼のツノに通じるから」だそうです。
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