自民党・三原じゅん子が「金八先生にもらった手紙」の内容とは
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ニッポン放送「すくすく育て 子どもの未来健康プロジェクト」(3月6日放送)に、自由民主党・参議院議員の三原じゅん子が出演。政治家を志したきっかけについて語った。
淵澤由樹(アシスタント):三原じゅん子さんは2008年、子宮頸がんを患い、子宮を摘出されました。そのご経験が、政治家を目指す転機になったと。
自見はなこ:手術後、自分自身が「無」になったと感じたそうですね?
三原:無垢な気持ちと言いますか。「これから自分はどうやって生きて行こうか」と思ったときに、「いままで好き勝手やって来たから、人のためにできることをやって行こう」と素直に、正直に思えたのです。また、がんと闘っている仲間たちの力が大きかった。その方たちといろいろな活動をしていたのですが、うまく行かないこともあり、やはり日本はがん対策が遅れていると感じました。「誰かが出て行かなければ」という気持ちでしたね。
自見:意を決して自民党本部、野田聖子先生のところに行ったら、現実的なダメ出しをされたそうですね?
三原:私はあまり純粋なイメージではないので、「まずその茶髪を何とかしなさい」と言われました(笑)。
自見:そして、門を叩き続けたのですね。
三原:「自民党にタレントはいらないよ」という感じでしたが、公認いただけるように……お願いを何ヵ月したでしょうか。
自見:逆の印象だった方が多いと思います。「きっと(三原さんのもとに)依頼が行ったのだ」と。
三原:全然です。むしろ、芸能界を辞めました。その覚悟がないと、自民党は受け入れてくれないと思ったのです。引退して待ち続けました。
自見:政治家を目指すにあたって、金八先生(武田鉄矢さん)に相談されたそうですね。
三原:(武田さんとは)金八先生の放送後も、ずっと舞台をご一緒させていただいていました。がんになったときも、相談したら親身になっていただいて。政治家を志したときにも相談し、お手紙をいただきました。手紙には、「君の覚悟は美しい。これからの君の師は野田(聖子)議員です。健闘を祈ります。このあとも君は私にとって頼りになる相方で、自慢の教え子に変わりなし。 てつや」と書かれていました。いまでも議員会館のデスクに飾ってあります。
自見:深い愛情を感じますね。そして2010年、参議院選挙で見事に当選されました。当選後は、がん対策基本法の推進や、がん登録推進法の制定に尽力されました。
三原:がん対策基本法は、故・山本孝史先生が命懸けで尽力された法律でした。それをグレードアップして行くのが、私の使命だと感じています。小児がんや、がん教育などを入れるように努力して来ました。
番組情報
この番組は、子育てで日々奮闘しているママやパパ、そしておじいちゃん、おばあちゃん、ご近所さんなど、子育てに関わる皆様に、役立つ情報を提供してゆく子育て応援プログラムです。
ナビゲーター:尾木直樹 アシスタント:淵澤由樹(フリーアナウンサー)