日本人向けに「裁ちばさみ」をつくったのは誰?
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。4月13日放送分のテーマは「日本でのハサミ文化」です。
明治時代、洋服文化の始まりとともに、厚手の毛織物の生地「ラシャ」を切るための洋ばさみ……「ラシャ切りばさみ(ラシャばさみ)」が使われるようになりました。
ところが外国のラシャ切りばさみは、日本人には重く大きく、さらに指を入れる穴も大型のため、使いづらかったそうです。そこで、ラシャ切りばさみを参考に、刀をつくる職人だった吉田弥十郎が、日本人でも使いやすいハサミをつくりました。それが「裁ちばさみ」です。
いまでは「ラシャ切りばさみ」も「裁ちばさみ」も同じものと解釈されていますが、厳密には前述したような違いがあるそうです。
裁ちばさみは布を切ることに特化しており、きれいにカットできるのが魅力です。逆に言えば、布以外のものに使うと上手く切れなかったり、刃がすり減ってしまうこともあるそうです。
裁ちばさみには、材質がステンレスのものと、鋼のものがあります。ステンレスの場合、持ち手部分(ハンドル)がプラスチックでできているため、軽いのが特徴です。それに対して鋼の場合は、プロ仕様の本格的なもので重みがあります。他にも、「鋼と鉄」のタイプもあるそうです。
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