女優・ 杉本彩監修の社会派動物漫画『しっぽの声』が描く“ペット流通の闇”とは…?

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5月22日(日)深夜、バーチャルMC・一翔剣(吉田尚記アナウンサー)がパーソナリティを務めるラジオ番組『ミューコミVR』(ニッポン放送・毎週日曜日23時30分~)が放送。吉田が、原作・夏緑、作画・ちくやまきよし、協力・杉本彩による漫画『しっぽの声』のおすすめポイント3つを紹介した。

女優・ 杉本彩監修の社会派動物漫画『しっぽの声』が描く“ペット流通の闇”とは…?

番組内では、コーナー『サポーターズVR by 小学館』を展開。こちらは、年間500冊以上のマンガを読んでいるという吉田が、今誰かにオススメしたい作品を紹介するコーナーで、今回は『しっぽの声』をピックアップ。この作品は、“ペット流通の闇”を描いた動物漫画となっており、ゲストにイラストレーターのしぐれういを迎え、吉田がこの漫画のおすすめポイント3つを解説した。

吉田:おすすめポイントその1は「動物の絵が超可愛い」。白黒のペン画ならではの表現で、13巻に渡って、常に犬猫が可愛いわけ。

しぐれ:(コミックスを見て)可愛い~! リアルなのに可愛げがあるのすごいですね。

吉田:おすすめポイントその2は「超社会派」。すごい可愛い絵なんだけど、ストーリーは社会派。アニマルシェルターという、捨てられちゃってる野良犬とか野良猫を保護して、体調が悪かったらちゃんと回復させて、新しくお迎えしてくれる人を探している人たちがいるところが舞台。そのアニマルシェルターの所長を務めている、天原士狼というフィクションのキャラクターと、獣医師の獅子神太一という人が、立場は違えど、本当に酷いことをしている業者とかを見つけ出して、そこからペットを救ってくるというストーリーなんです。ただ、酷い目にあうペットの描写が、マジ残酷。お役所の方はお役所の方で、お仕事じゃないですか。保護した動物を、具体的にどうやって処分しているのかっていうのって、意外と知らない。だからすっごい取材して描いてる。動物から広がっちゃう伝染病とかも、世の中にはあるわけですよ。その原因は、実はこんなコウモリが密輸されてるからで……みたいな説明とか全部調べてて、めっちゃ勉強になる。そこが、グッとくるんだけど、ペットの絵が可愛いんですよ。

しぐれ:ん~……。

吉田:おすすめポイントその3は「監修・杉本彩」。は?と思った方もいたかもしれませんが、杉本彩さんって大女優ですよ。セクシー系の人といえば、一世を風靡し続けたわけじゃないですか。その杉本彩さんって、今ペットの保護活動の団体の代表とかやってらっしゃるんですよ。そのイベントに『ビッグコミックオリジナル』の編集さんが来てて、「連載しましょう」っていう話になって。杉本彩さんは、漫画の設計図(ネーム)とかのチェックもちゃんとして、ネタ出しとかもしてっていうのをやって、この漫画ができたんですよ。この作品は、まだまだ描きたいことがあると言いつつも13巻で完結したんですが、1巻とか13巻は、杉本彩さん自ら寄稿してたりする。可愛い動物って思いながら読めるんだけども、何か勉強しなきゃいけないことも同時に勉強できるんです。

漫画『しっぽの声』の魅力的な要素3つを語った吉田。この作品は『ビッグコミックオリジナル』にて今年完結しており、コミックス全13巻が発売中。詳細は、公式サイトでチェックすることができる。

番組情報

ミューコミVR

毎週日曜日 23:30 - 24:30

番組HP

ニッポン放送初のVRアナウンサー「一翔剣(いっしょう・けん)」がお届けする、カルチャー・エンタメプログラム。YouTube Live上に『VR』空間を展開し、60分のラジオ番組を同時生配信! 一翔剣は、2019年に"HoneyWorks"ヤマコ氏のデザインによるVRアナウンサーとして活動開始。今回、アイドル・アーティストとして活動する西井万理那(ZOC)、末吉9太郎(CUBERS)を番組パートナーに迎え、『VR』空間でコラボレーションしていく!!

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