今日7月8日午前11時半頃、自民党の安倍晋三元総理大臣が奈良市で参議院選挙の街頭演説中に背後から拳銃で銃撃され、奈良市消防局などによると意識不明の状態で心肺停止とみられる。警察は殺人未遂の疑いで、奈良市に住む山上徹也容疑者(41)を現行犯逮捕し、銃を押収した。

画像を見る（全5枚） 安倍晋三元総理大臣が参議院選挙の街頭演説中に銃撃された奈良県奈良市・近鉄大和西大寺駅北口のロータリー

自民党の関係者によると、安倍氏は背後から左胸を撃たれたということで救急搬送された。現場は奈良市の近鉄大和西大寺駅の北側の商業施設などが立ち並ぶ一角。

安倍晋三元総理大臣が参議院選挙の街頭演説中に銃撃された奈良県奈良市・近鉄大和西大寺駅北口のロータリー

現場近くで取材中のニッポン放送関西支社・藤原悠佑記者がレポート。

藤原）私は今、事件がありました。奈良県奈良市の近鉄大和西大寺駅北口のロータリーにきております。先ほど、事件を目撃した26歳・会社員の方にお話をうかがいました。それによると、安倍元総理が40～50センチほどの高さの台に乗って演説を始めてからおよそ2分ほど経ったときに突然お腹に響くような低い音が2回したそうです。そして1～2秒の沈黙の後、倒れている安倍元総理を見て、演説を聞きに来ていた200人以上の人々から次々と悲鳴が上がったとおっしゃっていました。

安倍晋三元総理大臣が参議院選挙の街頭演説中に銃撃された奈良県奈良市・近鉄大和西大寺駅北口のロータリー

藤原）今も現場付近は約15メートル四方が完璧に封鎖されておりまして、事件発生から2時間以上経過した今も10台以上の警察車両があり、約30人の警察関係者が現場検証にあたっています。

～7月8日13:52『ニッポン放送ニュース』より