安倍元総理を揶揄した「朝日川柳」 ~紙面づくりが「昔より過激に」なってしまう“構造”を抱えている

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ジャーナリストの佐々木俊尚が7月20日、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」に出演。安倍元総理暗殺について揶揄する「朝日川柳」について解説した。

政治 取材に応じる安倍晋三元首相=2022年3月25日午前、国会内 写真提供:産経新聞社

社会の公器である新聞が安倍元総理を揶揄する川柳を掲載するのはいかがなものか

飯田)安倍元総理大臣の銃撃・暗殺事件について、SNSだけではなく、新聞の紙面でも朝日新聞の「朝日川柳」のように個人叩きがまん延しているところがあります。

佐々木)ツイッターやSNSで安倍さんを揶揄する人がいるのは、仕方がない部分があると思うのだけれど、社会の公器であり、軽減税率ももらっている朝日新聞が、あからさまに亡くなった人を馬鹿にするような川柳を大量に載せているのはいかがなものかと思います。

飯田)社会の公器である新聞が。

佐々木)しかも選者が外部の俳人や歌人ならともかく、朝日新聞社のなかのコラムニストの人です。かなり衝撃的でした。「とうとうそっちに行ってしまったのか」と。

飯田)そうですね。

佐々木)飯田泰之さんが数日前に「新聞は公器だから期待していた部分があったけれど、裏切られた気持ちが大きいのではないか」とツイートしていましたが、まったくその通りだなと思います。

購買部数が500万部を切った朝日新聞 ~読者に合わせた記事をつくった結果か

佐々木)朝日新聞は部数が500万部を切っていて、1年で40万部くらいずつ減っているのです。去年(2021年)の夏に1回購読料を改定して、300円くらい上げたのかな。それで今年、黒字になったと言っているのだけれど、黒字になったと言っても部数が40万部ほど減っているので、購読料をいくら値上げしてもまったく追いつかない。結局はリストラしたり、給料を減らしたりして何とか凌いでいるという状況で、もうあとがないのです。

飯田)あとがない。

佐々木)毎年40万部も減っていったら、このままだと朝日新聞はあと10年で消滅します。もはや新しい読者を獲得する見込みがほとんどないなかで、現在のかなり左に寄ってしまった読者をつなぎ止めるために、その島宇宙のなかでウケるための記事を増やしているという印象があって、昔より過激になっている感じがします。

飯田)いまの購読者にウケるように。

佐々木)そういう構造のなかで、今回のようなものが出てきてしまったのかなと思うのです。もはや、あの狭い、立憲民主党や共産党を支持している人たちで、有権者の割合で言うとわからないですけれど、10%くらいしかないと思うのですが、その人たちに合わせた記事になってしまっているのではないでしょうか。

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