子どもとのスキンシップ「7秒ハグ」は、なぜ「7秒」が大事なのか?
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ニッポン放送「すくすく育て 子どもの未来健康プロジェクト」(8月28日放送)に、教育評論家・子育て評論家の石川幸夫が出演。「7秒ハグ」について語った。
淵澤由樹(アシスタント):今回は、「7秒ハグ」について伺います。2018年にインナー商品のコマーシャルに使用されて話題になった言葉です。この言葉の提唱者が石川さんなのですか?
石川:インナーのコマーシャルの前から、幼稚園や保育園で「7秒ハグ」を提唱させていただいていました。それがこのような形になったので、うれしかったです。
自見はなこ:私は小児科医として、お母さんと赤ちゃんのスキンシップがとても大切だと思っています。ホルモンが分泌され、愛着形成も進み、本当に子どもが安定するのですよね。
石川:おっしゃる通りです。スキンシップとは言わないまでも、知らず知らずに経験していること……例えば、お母さんが子どもに言う「痛いの痛いの飛んでいけ」というやり取り自体がスキンシップです。
自見:スキンシップに注目されたきっかけは何ですか?
石川:まさに、母がやってくれていた「痛いの痛いの飛んでいけ」というおまじないでしたね。「なぜこれで痛みが消えるのだろうか」と思いました。また、外国へ行ったときにハグをした経験も関係しています。例えば子どもの肩に手を置くだけで、少しずつぬくもりが伝わってくるのです。ぬくもりが伝わる時間が「7秒」。赤ちゃんに親御さんの匂いやぬくもりが伝わり、それが安心感につながっていきます。
番組情報
この番組は、子育てで日々奮闘しているママやパパ、そしておじいちゃん、おばあちゃん、ご近所さんなど、子育てに関わる皆様に、役立つ情報を提供してゆく子育て応援プログラムです。
ナビゲーター:尾木直樹 アシスタント:淵澤由樹(フリーアナウンサー)