次男の「ダウン症」告げた際、奥山佳恵が長男から教わった「境地」

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ニッポン放送「すくすく育て 子どもの未来健康プロジェクト」(6月5日放送)に、タレントで俳優の奥山佳恵が出演。次男の出産について語った。

次男の「ダウン症」告げた際、奥山佳恵が長男から教わった「境地」

ニッポン放送「すくすく育て 子どもの未来健康プロジェクト」

尾木直樹(ナビゲーター):奥山さんは、長男・空良くんの誕生から9年後に、次男を出産されます。空良くんが年下の子どもと遊んでいる姿を見て、「お兄ちゃんにしてあげたい」と思ったそうですね。

奥山:当時、長男は保育園に通っていました。保育園は縦社会で、大きい子が小さい子の面倒をみる空間でした。長男はとても面倒見がよく、主人に「この子をお兄ちゃんにさせてあげたい」と言ったのです。しかし、主人は長男の子育ての際、私が苦しんでいるのを見ていたので、説得に時間がかかってしまいました。

尾木:そして次男の「美良生(みらい)」くんが生まれます。その際、ご自宅で出産されたのですか?

奥山:自宅で出産しました。ただし、「母子ともに健康」と(お医者さんに)判断されたから、自宅で産むことができるのです。

尾木:しかし、生まれてから2日目で入院することになってしまったそうですね。

奥山:助産師さんに毎日来ていただくのですが、次男の体重の伸びが悪かったのです。「おかしいぞ?」ということになり、低体重が心配で病院に行きました。先生に調べてもらったところ、心臓に穴が空いていると言われ、検査の結果、「ダウン症候群」と診断されました。思ってもいなかった状況が日を追うごとに増えたという感じです。

尾木:その際、長男の空良くんには伝えられたのですか?

奥山:「次男にダウン症がある」ということがわかった日に伝えました。当時、(長男は)小学4年生で、その日はショックで泣き崩れていました。でも翌日、何事もなかったように起きて来て、次男と遊ぶのです。声を掛けたら「次男は次男で変わらないし、これからも遊ぼうと思って」と。私はそれから3年後に、長男と同じ境地にたどり着きました。「障害があっても、この子はこの子」だと。その本質をすぐ突いていたなんて、子どもは本当にたくましいなと思います。

尾木:ご自分のお母様に伝えることが、いちばん辛かったそうですね。

奥山:とても仲のいい母だったので、「もし否定されたらどうしよう」と心配でした。どう子育てすればいいのか、わからなくなってしまいます。でも、思い切って母に伝えたら、「みんなで子育てしていきましょう」と、私たちのことを包み込んでくれたのです。そのとき、「私の子は不幸でもないし、恥じることでもない。自慢の子どもの1人だ」と思うことができました。母の偉大なる愛のおかげです。

番組情報

すくすく育て 子どもの未来健康プロジェクト

毎週日曜 6:04-6:13

番組HP

この番組は、子育てで日々奮闘しているママやパパ、そしておじいちゃん、おばあちゃん、ご近所さんなど、子育てに関わる皆様に、役立つ情報を提供してゆく子育て応援プログラムです。
ナビゲーター:尾木直樹 アシスタント:淵澤由樹(フリーアナウンサー)

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