奥山佳恵、「長女でよかった」と言えるのは“禁断の言葉”がなかったから?

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ニッポン放送「すくすく育て 子どもの未来健康プロジェクト」(5月22日放送)に、タレントで俳優の奥山佳恵が出演。幼少期の話を語った。

奥山佳恵、「長女でよかった」と言えるのは“禁断の言葉”がなかったから?

ニッポン放送「すくすく育て 子どもの未来健康プロジェクト」

淵澤由樹(進行役):奥山佳恵さんは、東京都のご出身。1990年、映画『喜多郎の十五少女漂流記』の全国オーディションで、約3万人のなかからグランプリを射止め、1992年にスクリーンデビューされました。2001年にご結婚し、翌年には第1子となる長男を出産。2011年に次男を出産され、その後、次男がダウン症候群であることを公表します。現在は、2度の子育て、またダウン症への理解を深めて欲しいと、テレビやイベント出演・講演活動なども積極的に行っていらっしゃいます。

尾木直樹(ナビゲーター):この番組では、幼少期のお話を伺っています。奥山さんは4人兄弟の長女だそうですね。どんな子ども時代でしたか?

奥山:私には年子の妹と、8歳離れた弟、さらに16歳離れた弟がいます。いちばんしっかりしていない長女だったのですが、世代が広かったので、「私がまとめなければ」と考えるような性格になりました。私と妹が勉強しない子だったので、下の2人は勉強するようになりました。上手にバランスが取れていましたね。MCのお仕事をさせていただくときに、長女気質が出ているのかなと感じます。家族旅行が盛り下がっていたら、全然乗りたくない場合でも、ジェットコースターに乗って盛り上げたり。長女でよかったなと思います。

尾木:「長女でよかった」と言う方は珍しい気がします。長女は「お姉ちゃんなんだから」と、役割を与えられてしまうことが多いですよね。

奥山:私は前向きな長女でしたね。もしかしたら、母の育て方が上手だったのかも知れません。先ほど尾木さんがおっしゃったような、禁断の「お姉ちゃんなんだから」という言葉を、母は私に言いませんでした。「勉強しろ」と言われたこともなかったのです。

尾木:それはいいですね。

奥山:弟たちは姉を見て勉強しましたし、私と妹は楽しむことに人生の意義を見出して、私はタレント、妹は花屋さんになりました。「あなたは、あなたたちでいい」という育て方をしてもらっていたのだと思います。

尾木:なるほど。また、この番組では影響を受けた1冊の本について伺っています。お薦めの本があったら教えてください。

奥山:子どものころ、とても好きだったのが『からすのパンやさん』という絵本です。ベストセラーの本で、私は自分の子どもにも読んであげています。絵本のなかに、「いずみがもり」というカラスが住んでいる森があるのです。幼少期に森を見ては、よくカラスを探していました。以前、福井県に行った際、その街を復元した公園があって、そのあとに家族旅行で訪れて感激しました。絵本の話から現実につながることがあるのだなと思いましたし、たくさんの夢を見させていただきました。

番組情報

すくすく育て 子どもの未来健康プロジェクト

毎週日曜 6:04-6:13

番組HP

この番組は、子育てで日々奮闘しているママやパパ、そしておじいちゃん、おばあちゃん、ご近所さんなど、子育てに関わる皆様に、役立つ情報を提供してゆく子育て応援プログラムです。
ナビゲーター:尾木直樹 アシスタント:淵澤由樹(フリーアナウンサー)

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