コロナ禍で「ECMO」を扱う人材は足りているのか

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ニッポン放送「すくすく育て 子どもの未来健康プロジェクト」(4月17日放送)に、日本臨床工学技士会の本間崇理事長が出演。新型コロナの治療で注目を集めた「ECMO」について語った。

ニッポン放送「すくすく育て 子どもの未来健康プロジェクト」

淵澤由樹(アシスタント):新型コロナウイルスによる重症患者の治療で、人工心肺装置「ECMO」が注目されました。ECMOに関して、「臨床工学技士」の方々はどのようなお仕事をされるのですか?

本間:皆さんご承知の通り、新型コロナは呼吸器疾患を伴う病気です。中度、または重度化した場合には、呼吸器による呼吸補助を行います。さらに重症化した場合は、ECMOによる治療を行うわけです。ECMOは使い始めると、24時間体制で管理しなければなりません。1日に最低でも医師3人、看護師4人、臨床工学技士2人くらいが必要です。

自見はなこ:ECMOは肺を休ませ、血液の酸素化を行うのですよね。

本間:臨床工学技士は、患者さんの呼吸や循環を総合的に判断し、適切な医師への報告を行う。また、医師の治療方針等を理解した上で、ECMO装置を適切に操作できる能力が必要です。臨床経験5年以上というのが1つの目安です。

自見:私は小児科専門医なのですが、NICU(赤ちゃんのICU)や、赤ちゃんが退院する前に行くGCUなどでも、臨床工学技士の皆さんにたいへんお世話になりました。コロナ禍のいま、臨床工学技士の人数は足りているのでしょうか?

本間:2017年度の厚生労働省の調査によると、病院での実働数は2万1000人余りで、ここ10年で1000人ほど増えています。しかし、コロナ禍での人材は足りていません。人材確保対策の1つとして、育児休暇中の臨床工学技士の一時的な復帰や、育休終了の繰り上げなどを厚生労働省にお願いしました。

番組情報

すくすく育て 子どもの未来健康プロジェクト

毎週日曜 6:04-6:13

番組HP

この番組は、子育てで日々奮闘しているママやパパ、そしておじいちゃん、おばあちゃん、ご近所さんなど、子育てに関わる皆様に、役立つ情報を提供してゆく子育て応援プログラムです。
コメンテーター:自見はなこ 進行役:淵澤由樹(フリーアナウンサー)

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