24年ぶりの“為替介入”による「弾切れ懸念」に森永卓郎が私見「恐らくまだ10分の1しか使ってない」

By -  公開:  更新:

経済アナリストの森永卓郎が9月26日(月)、ニッポン放送『垣花正 あなたとハッピー!』に出演。政府・日銀が22日、 1998年6月以来、約24年ぶりにドルを売って円を買う「為替介入」に踏み切った話題を取り上げた。

24年ぶりの“為替介入”による「弾切れ懸念」に森永卓郎が私見「恐らくまだ10分の1しか使ってない」

政府・日銀によるドル売り円買いの市場介入の影響で、円相場は一時、1ドル=145円台から一時、1ドル=140円台へ変動した=2022年9月22日、東京都港区  写真提供:産経新聞社

『垣花正 あなたとハッピー!』月曜日~木曜日 8時~11時30分 生放送

番組パーソナリティの垣花正から「よく為替介入は“伝家の宝刀”と言われますが、なぜこれまで実施されなかったのでしょうか?」と問われると、森永は「フットワークが悪いのと、アメリカに気を遣っていたのではないか」と推察した。

今回の為替介入により、一時145円台後半まで下落した円相場は140円台まで上昇し、森永は「為替介入以前は、エコノミストから“効果がない”という指摘も多かったが一定の効果はあった」と、その効果を強調。しかし、日米の金利差が拡大する状況は変わっておらず、再び円安・ドル高に進み、1ドル=143円台後半で取引されている。

また一部報道からは、単独介入では原資となる手持ちのドル資金に限りがあるため、円安の流れが続けば「弾切れ」に陥る可能性があるという指摘がある。しかし森永はこの考えについて否定的で「為替介入に使える外貨は、日本円で140兆円ぐらいある。私はその10分の1ぐらいしか使っていないと思う。だから、ここから円安がまた戻ってきたらガツンとぶつければいい」と語り、依然外貨に余力があるのではとの見方を示した。

24年ぶりの“為替介入”による「弾切れ懸念」に森永卓郎が私見「恐らくまだ10分の1しか使ってない」

■番組タイトル:ニッポン放送 『垣花正 あなたとハッピー!』
~3月28日から番組リニューアル。月~水曜日は森永卓郎が週に3曜日生出演。『森卓3DAYS』として、家庭の経済がプラスになるような話題や日々の性格に役立つ情報をたっぷり紹介、経済アナリストの森永の視点で解説していく。
■放送日:毎週月曜~木曜 午前8時~11時30分 生放送
■出演者:
<パーソナリティ>垣花正
<コメンテーター>森永卓郎 (月~水)、中瀬ゆかり(木)
<アシスタント>那須恵理子(月・水)、熊谷実帆(火・木)
■番組メールアドレス:happy@1242.com
■番組ハッシュタグ:#垣花正ハッピー

番組情報

垣花正あなたとハッピー!

FM93/AM1242ニッポン放送 月~木 8:00~11:30

番組HP

ふつーの男・沖縄県宮古島出身の垣花正がお届けする、ニッポン放送が自信と不安をもってお送りする朝のワイド番組!レギュラー・ゲストとのコンビネーションもバッチリ!今の話題をハッピーにお届けしていきます!

Page top