キャスターの辛坊治郎が12月6日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会決勝トーナメントで、日本が史上初の8強入りを目指して挑んだクロアチア戦の地上波中継の平均個人視聴率が20.2%(関東地区)を記録したことについて、「見たことのない高い数字だ」と試合への関心度の高さを指摘した。
サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会の決勝トーナメントで、日本は史上初の8強をかけてクロアチアと対戦した。1-1で延長戦の末、PK戦に突入したが、1-3で敗退した。地上波のテレビ中継はフジテレビ系列で行われ、瞬間最高視聴率(関東地区)は38.3%を記録した。
辛坊)フジテレビ系列の平均世帯視聴率(関東地区)も34.6%ありました。つまり、ほとんどの人が試合をずっと見ていたということですね。一方で私が驚いたのは、平均個人視聴率が20.2%(同)もあったことです。個人視聴率でこれほど高い数字を見たことがありません。
世帯視聴率はとにかくテレビがついていれば、誰が見ていても、逆に見ていなくても数字はカウントされます。ところが世の中は世知辛くなっていて、番組スポンサーからすると、そんな数字に金なんか出せません。そこで、スポンサーは商品購買意欲の高い年代の個人視聴率である「コア視聴率」を気にするわけです。この個人視聴率は、単にテレビがついているかどうかではなく、世帯の中で番組を見ている人の性別や年齢など細かい属性が分かります。
日本-クロアチア戦の個人視聴率が20.2%ということは、約2500万人がフジテレビ系列の中継を見ていたということになります。加えて、インターネット放送「ABEMA(アベマ)」の視聴数は試合終了直後に約2343万まで増加しました。ということは、両方を合わせると実に約5000万人がリアルに試合を見ていたと計算することができます。これは、すごい数字ですよ。
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番組情報
辛坊治郎さんが政治・経済・文化・社会・芸能まで、きょう一日のニュースの中から独自の視点でズームし、いま一番気になる話題を忖度なく語るニュース解説番組です。
[アシスタント]増山さやかアナウンサー(月曜日~木曜日)、飯田浩司アナウンサー(木曜日のみ)